死活監視とは?しかつかんし
死活監視とは、対象の機器やサービスが動き続けているかを、定期的な信号のやり取りで確かめる仕組み。機器側から周期的に生存通知を上げる方式と、監視側から問い合わせる方式があり、応答が規定回数続けて途絶えた時点で障害と判定する。判定回数と周期の置き方が、検知の速さと誤検知の量を決める。
最終更新:2026-10-06
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故障は自分から名乗り出ない。電源断・ハングアップ・回線断はいずれも「異常を報告する主体そのものが止まる」形の故障なので、異常通知を待つ設計では永久に気づけない。そこで正常時にこそ信号を出させ、来ないことを異常とみなす向きに論理を反転させた。現場に散在する組込み機器では人が見に行けないため、シラバス11の保守計画(状態監視保守)はこの仕組みを前提に組む。
具体例
MQTT では接続時に Keep Alive の秒数を宣言し、その1.5倍の時間パケットが届かなければブローカ側が接続を切って、あらかじめ預けた Will メッセージを配信する。周期を詰めれば検知は速くなるが通信量と電池消費が増えるため、電池駆動端末では検知の遅れを承知で周期を延ばす判断を取る。
試験での引っ掛け
生存通知が届くことは通信部が生きていることしか示さない。主機能が止まったまま通知だけ続く見かけの正常を避けるには、自己診断の結果を通知に載せる設計が要る。自機の暴走を自分で検出してリセットするウォッチドッグタイマとは、監視する主体が内か外かで別物である点も混同されやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(IPA)解説で登場
Webシステムにおいて、ロードバランサ(負荷分散装置)が定期的に行っているアプリケーションレベルの稼働監視に関する記述として、最も適切なものはどれか。
正解:Webサーバの特定のURLにアクセスし、その結果に含まれる文字列が想定値と一致するかどうかを確認する。
要点:アプリ監視はURL応答の内容まで期待値と照合する
ロードバランサのヘルスチェックには階層があり、pingによる疎通確認(ネットワーク層)、TCPポートへの接続確認(トランスポート層)、実際のHTTPリクエストの応答内容を確認する方法(アプリケーション層)に分けられる。アプリケーションレベルの監視とは、特定のURLへHTTPアクセスし、応答コードや応答本文に含まれる文字列が期待値どおりかまで検査するものである。これによってプロセスは生きているがアプリケーションが正しく動いていない状態も検出できる。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 4. ネットワーク管理 > (1) ネットワーク運用管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。