CSR(企業の社会的責任)とは?しーえすあーる
CSR(企業の社会的責任)とは、CSR(Corporate Social Responsibility)は、企業が利益の追求だけでなく、法令遵守・環境配慮・人権尊重・社会貢献といった責任を社会の一員として果たすべきだとする考え方。近年はESG投資や非財務情報の開示と結びつき、経営者が説明責任を負う取締役会の監督事項として位置づけられている。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
公害や労働環境が社会問題となった時代に、法さえ守れば足りるという前提が通用しなくなり、法の外側にある期待へ応える責任が求められるようになった。その後、機関投資家が非財務情報を投資判断に用いるようになったことで、CSRは任意の社会貢献活動から、経営そのものの説明責任へと性格を変えた。監査人にとっては、掲げた宣言と実際の運用が一致しているかを検証する対象になる。
具体例
サステナビリティ報告書や統合報告書を公表する企業では、環境負荷や人権デューデリジェンスの実績値が記載される。監査人はその数値の集計元となる記録や管理台帳を独立に入手して突合し、公表値が検証可能な根拠を持つか、集計の過程に承認が入っているかを確かめる。
試験での引っ掛け
同じCSRでも、情報セキュリティの分野では証明書署名要求(Certificate Signing Request)を指し、公開鍵と申請者情報を認証局へ提出する電子的な要求のことである。設問がどちらの分野かで判断する。またコンプライアンスはCSRの一部にすぎず、法令遵守は最低線、CSRはそれを含むより広い概念である。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問16(IPA)
表は,CSR(Corporate Social Responsibility)をキャロルによる四つの責任分野に分類し,それぞれの企業活動例を示している。表中のc…
正解:倫理的責任
要点:キャロルのCSRは経済的・法的・倫理的・社会貢献責任の四層構造
キャロルのCSRピラミッドは、下から経済的責任、法的責任、倫理的責任、社会貢献責任の四層で構成される。法人税の納付は経済的責任、コンプライアンスの徹底は法的責任、文化・芸術支援は社会貢献責任に対応する。残るcの環境会計の導入は、法令の要求を超えて社会から期待される行動であり倫理的責任に位置付けられる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。