市場規模推定(TAM・SAM・SOM)とは?しじょうきぼすいてい(たむ・さむ・そむ)
市場規模推定(TAM・SAM・SOM)とは、新規事業の提案で市場の大きさを三段に分けて示す作法。制約を外した理論上の最大がTAM、自社が実際に売れる製品仕様と提供地域まで絞ったのがSAM、そこから競合と自社の営業体制を踏まえて数年で取れる分がSOM。稟議で問われるのは、段と段の間をどう絞ったかの根拠になる。
最終更新:2026-10-06
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新規事業の提案が通らない典型は、市場が大きいという話と自社が取れるという話が混ざっていることにある。三層に分けるのは、どこまでが外部環境の話でどこからが自社の実行力の話かを切り離すためで、査定する側は層と層の間の絞り込み率の根拠を見る。経営会議では「TAMは狙う領域の大きさ、SOMは来期の予算に載せる数字」と役割を分けて示す。
具体例
国内の中堅製造業3万社へ月5万円のサービスを売るならTAMは年180億円。対象業種と地域を絞ってSAMを60億円、3年で獲得できるシェアを10%と置いてSOMを6億円とし、この6億円を損益計画の売上前提と要員計画の根拠にする。
試験での引っ掛け
矢野経済研究所や富士キメラ総研などが公表する市場規模をそのままSOMとして計画へ使うと過大になる、が実務でいちばん多い誤り。またTAMを大きく見せようと対象を広げすぎると、提供価値と合わない市場が混ざり、後続のチャネル計画や原価計画と数字が合わなくなる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。