事業/サービス/コンポーネントの容量・能力管理とは?
事業/サービス/コンポーネントの容量・能力管理とは、容量・能力管理の3階層。事業は将来の事業計画から必要量を予測、サービスは稼働中サービスのエンドツーエンドの性能を管理、コンポーネントは個々の機器・回線の使用量と限界を管理する。
ITサービスマネージャ試験の過去問では88回出題されています(2016年度〜2025年度)。
じぎょう・さーびす・こんぽーねんとのようりょうのうりょくかんり
事業/サービス/コンポーネントの容量・能力管理の意味
容量・能力管理の3階層。事業は将来の事業計画から必要量を予測、サービスは稼働中サービスのエンドツーエンドの性能を管理、コンポーネントは個々の機器・回線の使用量と限界を管理する。
事業/サービス/コンポーネントの容量・能力管理の具体例
「来期の店舗数2倍」(事業)→「受注サービスの応答2秒以内を維持」(サービス)→「DBサーバのCPU使用率70%以下」(コンポーネント)と段階的に落とし込む。
事業/サービス/コンポーネントの容量・能力管理は試験でどう引っ掛けられる?
3階層の対応を取り違えないこと。エンドツーエンドの応答時間はサービス、個々の機器の使用率はコンポーネントで、「CPU使用率の監視はサービス容量・能力管理」とする選択肢は誤り。またコンポーネントが全て閾値内でもサービス全体の応答目標は割り得る(合算やボトルネックの移動)ため、コンポーネント管理だけでは足りない。
事業/サービス/コンポーネントの容量・能力管理と関連する用語
事業/サービス/コンポーネントの容量・能力管理が出た過去問
ITILにおいて、インシデントに対する一連の活動のうち、イベント管理プロセスが分担する活動はどれか。
正解:インシデントの発生を検出して、関連するプロセスに通知する。
要点:イベント管理は状態変化の検知と関連プロセスへの通知を担う
イベント管理は、構成品目やITサービスの状態変化(イベント)を検知・記録し、意味を判別して適切なプロセスへ通知することを役割とするプロセスである。監視ツールがしきい値超過や障害を検出してインシデント管理へ引き渡す、といった活動がこれに当たる。復旧作業そのものや原因究明はイベント管理の担当ではない。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問2(IPA)“ITサービスが必要とされるときに、合意した条件の下で要求された機能を果たせる状態にある能力”について、定義し、分析し、計画し、測定し、改善する活動を行うITI…
正解:可用性管理
要点:可用性を定義・計画・測定・改善するのは可用性管理
必要とされるときに合意した条件下で要求された機能を果たせる能力は「可用性」の定義であり、これを定義・分析・計画・測定・改善するのが可用性管理プロセスである。可用性管理はMTBFやMTRSといった指標を用いて設計段階から可用性を作り込み、SLAの可用性目標を満たせるようにする。災害時の継続性はITサービス継続性管理が別途扱う。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問3(IPA)JIS Q 20000-1の“サービスマネジメントシステムの監視及びレビュー”の要求事項のうち、適切なものはどれか。
正解:監査員は、自らの仕事を監査してはならない。
要点:内部監査では監査員は自身の担当業務を監査できない
JIS Q 20000-1の内部監査に関する要求事項では、監査の客観性を確保するため、監査員は自らが関与した業務を監査してはならないと定めている。監査の基準・範囲・頻度・方法はあらかじめ文書化した手順で定義し、結果は適切な利害関係者へ報告することが求められる。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問4(IPA)ITサービスマネジメントにおける、インシデント及びサービス要求管理プロセスと問題管理プロセスとのインタフェースに関する要件のうち、適切なものはどれか。
正解:問題管理プロセスでは、既知の誤り及び問題解決策に関する最新の情報を、インシデント及びサービス要求管理プロセスに提供しなければならない。
要点:問題管理は既知の誤りと回避策をインシデント管理へ提供する
問題管理は根本原因を突き止め、恒久対策が済むまでの回避策を「既知の誤り」として記録する。この既知の誤りと解決策の情報をインシデント及びサービス要求管理へ提供することで、同種のインシデントを早期に復旧できるようになる。これが両プロセス間の代表的なインタフェース要件である。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問6(IPA)ITサービスマネジメントにおける変更要求に対する活動のうち、リリース及び展開管理プロセスに含まれるものはどれか。
正解:稼働環境に展開される変更された構成品目(CI)の集合の構築
要点:リリースパッケージの構築・展開はリリース及び展開管理の範囲
リリース及び展開管理は、承認された変更を稼働環境へ届けるプロセスで、リリースパッケージの構築・テスト・展開・展開後の確認を担当する。稼働環境に投入する構成品目の集合をまとめて構築する作業はまさにこのプロセスの範囲である。変更要求の記録や影響評価、CABの召集はいずれも変更管理の活動である。
出典:平成28年度 秋期 ITサービスマネージャ試験 am2 問8(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。