ステークホルダ(利害関係者)とは?すてーくほるだ
ステークホルダ(利害関係者)とは、プロジェクトの結果に影響を及ぼす人・組織と、結果から影響を受ける人・組織の総称。発注部門や経営層だけでなく、実際の利用者、運用担当、委託先、規制当局までを含む。早い段階で特定し、関心と影響力に応じて関与のさせ方と優先度を決めることが求められる。
最終更新:2026-10-06
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要求は発注した部署だけから出てくるわけではない。稼働してから初めて登場した関係者の反対や、見落としていた法令要求で作り直しになる損失が大きいため、計画の初期に「誰が口を出す立場にいるか」を洗い出す工程が独立して置かれるようになった。セキュリティ要件は後から差し込みにくいので、sgの文脈では情報セキュリティの担当者も特定されるべき関係者として名前が挙がる。
具体例
マイナンバーに対応した給与システムの改修では、人事部と情報システム部のほかに、特定個人情報を扱う委託先、税務署への提出を担う経理部門、そして本人である全従業員が関係者になる。誰にいつ説明し、どの同意を取るのかを最初に一覧化してから設計に入る。
試験での引っ掛け
費用を出す側や賛成する側だけを指すのではなく、反対する立場の人も含まれる。実際に使う現場の担当者や運用担当を漏らすと、完成後の抵抗や運用トラブルにつながる。特定は一度で終わらず、プロジェクトの進行に伴って関係者が増減するため見直しが要る点も問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問44(IPA)
プロジェクトに関わるステークホルダの説明のうち、適切なものはどれか。
正解:プロジェクトの成果が、自らの利益になる者と不利益になる者がいる。
要点:ステークホルダには外部や不利益を被る者も含まれる
ステークホルダとは、プロジェクトの実施や結果によって影響を受ける、あるいは影響を与えうるすべての個人・集団・組織を指す。顧客や取引先、地域住民、規制当局のように組織外部の存在も含み、関与の仕方も直接参加とは限らない。プロジェクトの成果が利益となる者もいれば、既存業務が失われるなど不利益を被る者もいるため、双方を把握して対応することがステークホルダマネジメントの要点である。
出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問43(IPA)解説で登場
プロジェクトライフサイクルの一般的な特性はどれか。
正解:リスクは、プロジェクトが完了に近づくにつれて減少する。
要点:リスクは進行につれ減り、変更コストは終盤ほど大きい
プロジェクトの初期は不確実性が高くリスクも大きいが、作業が進み情報が増えるにつれて不確実性は減り、残存リスクは小さくなっていく。一方で、要員数は中盤にピークを迎え、ステークホルダが低コストで成果物に影響を与えられる度合いは初期ほど大きく、変更やエラーの修正コストは終盤ほど大きくなる。
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問46(IPA)
製造業の企業が社会的責任を果たす活動の一環として、雇用創出や生産設備の環境対策に投資することによって、便益を享受するステークホルダは、株主、役員、従業員に加えて…
正解:近隣地域社会の住民
要点:雇用創出と環境対策の便益は近隣地域社会が受ける
雇用の創出は地域の働く場を増やし、生産設備の環境対策は周辺の大気や水質、騒音などへの影響を抑える。いずれも工場の立地する地域社会に直接の便益をもたらすため、株主・役員・従業員に加えて便益を受けるのは近隣地域の住民である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。