利用時の品質(効率性)とは?りようじのひんしつ
利用時の品質(効率性)とは、特定の利用者が特定の状況で使ったときに得られる成果の側から捉えた品質で、有効性・効率性・満足性・リスク回避性・利用状況網羅性で構成される。このうち効率性は、目標の達成に対して費やした時間・労力・費用といった資源の量がどれだけ見合っているかを表す。
最終更新:2026-10-06
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内部の作りが規格どおりでも、現場で使うと手数が多く時間がかかる、ということは起きる。作り手が測る製品品質とは別に、使い手が受け取る結果を測る枠組みが要るため、利用時の品質が分けて定義された。支援士では、セキュリティ強化が利用者の手間を増やし、付箋へのパスワード書き出しのような回避行動を招いていないかを評価する場面で関わる。
具体例
同じ受注入力を旧システムでは平均8分、新システムでは3分で終えられるなら効率性の改善にあたる。逆に多要素認証を導入して不正ログインは止められたがログインに毎回90秒かかるようになった場合、有効性は保たれたまま効率性が落ちたと評価する。
試験での引っ掛け
有効性は目標を正確・完全に達成できる度合いで、かかった資源は問わない。効率性は成果に対して費やした資源の量。この2つの入替えが定番で、「速いこと=有効性」は誤り。利用時の品質は製品品質の8特性とは別のモデルである点も混同しやすい。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問22(IPA)
JIS X 25010:2013(システム及びソフトウェア製品の品質要求及び評価(SQuaRE)-システム及びソフトウェア品質モデル)におけるシステムの利用時の…
正解:利用の結果及び利用の影響を含め,利用者が把握した目標の達成状況によって得られる利用者の満足の度合い
要点:満足性の副特性「実用性」は目標達成による満足度
JIS X 25010の利用時の品質特性「満足性」は、実用性・信用性・快感性・快適性の副特性からなる。このうち実用性は、利用の結果や影響を含めて、利用者が自らの目標をどの程度達成できたと捉えたかによって得られる満足の度合いを指す。
出典:平成29年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 午前Ⅱ 問22(IPA)解説で登場
システム及びソフトウェア品質モデルの規格であるJIS X 25010:2013で定義されたシステム及び/又はソフトウェア製品の品質特性に関する説明のうち,適切な…
正解:機能適合性とは,明示された状況下で使用するとき,明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を,製品又はシステムが提供する度合いのことである。
要点:機能適合性はニーズを満たす機能提供の度合い
JIS X 25010の機能適合性は、明示的なニーズと暗黙のニーズを満たす機能を製品が提供する度合いを指します。資源の使用量に関わるのは性能効率性、明示された条件下で機能を実行し続ける度合いが信頼性、目標達成に利用できる度合いが利用時の品質に関わる使用性です。
出典・参考
公式シラバスの4 開発技術 > 2. 設計 > (8) ソフトウェア品質に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。