テストケース(テストデータと予想結果)とは?
テストケース(テストデータと予想結果)とは、テストで与える入力(テストデータ)と、仕様どおりなら得られるはずの出力(予想結果)を、あらかじめ組にして書き出したもの。実行後に実際の出力と予想結果を1件ずつ突き合わせ、食い違った行が不具合の候補になる。予想結果は必ず仕様書や料金表など「正の資料」から作り、プログラムを動かして得た値を予想結果にしてはいけない。条件の境目ごとに1件ずつ用意すると、少ない件数で広く確かめられる。
情報処理安全確保支援士試験の過去問では3回出題されています(2018年度〜2022年度)。
てすとけーす
テストケース(テストデータと予想結果)の意味
テストで与える入力(テストデータ)と、仕様どおりなら得られるはずの出力(予想結果)を、あらかじめ組にして書き出したもの。実行後に実際の出力と予想結果を1件ずつ突き合わせ、食い違った行が不具合の候補になる。予想結果は必ず仕様書や料金表など「正の資料」から作り、プログラムを動かして得た値を予想結果にしてはいけない。条件の境目ごとに1件ずつ用意すると、少ない件数で広く確かめられる。
テストケース(テストデータと予想結果)の具体例
3辺の合計と重量で送料の区分が決まる仕様なら、「60cm・5kg(区分1)」「90cm・10kg(区分2)」「90cm・11kg(区分3)」のように、区分の境目をまたぐ値を選んでテストデータを作り、料金表から読み取った金額を予想結果として並べておく。実行結果が区分2の金額になっていれば、区分1の判定に誤りがあると分かる。
テストケース(テストデータと予想結果)は試験でどう引っ掛けられる?
予想結果と実際の出力が食い違ったとき、誤っているのはプログラム側であって予想結果側ではない、という前提を崩さないこと。また「区分3の出力が全部正しいから不具合はない」と早合点しないことも問われる。テストデータは各条件の範囲に確実に収まる値を選び、境目の値がどちらの区分に入るかを仕様で確かめてから決める。
テストケース(テストデータと予想結果)と関連する用語
テストケース(テストデータと予想結果)が出た過去問
エクストリームプログラミング(XP: eXtreme Programming)における“テスト駆動開発”の特徴はどれか。
正解:プログラムを書く前にテストケースを作成する。
要点:テスト駆動開発は実装前にテストを書いて設計を導く
テスト駆動開発は、実装したい振る舞いを先にテストコードとして書き、失敗することを確かめてから、それを通す最小限の実装を書き、最後にリファクタリングするという短い周期を繰り返す手法である。テストが仕様の記述と設計の指針を兼ねる点が特徴で、バグの網羅的な摘出やカバレージの最大化そのものを目的とはしない。
出典:平成30年度 春期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問23(IPA)テスト担当者が、ソフトウェアを動作させてその動きを学習しながら、自身の経験に基づいて以降のテストを動的に計画して進めるテストの方法はどれか。
正解:探索的テスト
要点:探索的テストは動かして学びながら次を設計する
探索的テストは、テストの設計・実行・学習を同時並行で進める手法である。あらかじめ詳細なテストケースを用意せず、動かして得た気付きから次に確かめるべき点を決めていくため、仕様書に現れにくい不具合を短時間で見つけやすい。担当者の経験と知識に成果が左右されるため、時間を区切って狙いを定めるなどの管理と併用される。
出典:令和3年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問22(IPA)あるプログラムについて,流れ図で示される部分に関するテストケースを,判定条件網羅(分岐網羅)によって設定する。この場合のテストケースの組合せとして,適切なものは…
正解:(A=1, B=1), (A=7, B=1)
要点:分岐網羅は各判定の真と偽を一度ずつ通ればよい
判定条件網羅(分岐網羅)は、各判定について真と偽の双方を少なくとも一度ずつ通ることを求める基準である。設問の判定は二つの条件の論理和なので、両方の条件が成り立たない組合せで偽、少なくとも一方が成り立つ組合せで真となるようにテストケースを選べばよい。個々の条件の真偽をすべて試す条件網羅とは基準が異なる点に注意する。
出典:令和4年度 秋期 情報処理安全確保支援士試験 am2 問22(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。