情報処理安全確保支援士暗記無料で始める

パケットフィルタリングとは?ぱけっとふぃるたりんぐ

パケットフィルタリングは、通過する1つ1つのパケットについて、送信元・宛先のIPアドレスとポート番号、プロトコル種別、通信の向き、TCPフラグだけを見て通過か遮断かを判定する方式。処理が軽く高速で、ルータのアクセス制御リストとして実装できる反面、中身を解釈しないため、許可した通信に紛れ込む攻撃は素通りする。

最終更新:2026-10-06

試験情報

情報処理安全確保支援士試験の過去問では7回出題され、ほかに1問の解説で触れられています(2016年度〜2023年度)。

情報処理安全確保支援士試験の頻出用語/午前II

別名:パケットフィルタリング(ACL)、ACL

この語が出る過去問を解く →

背景

回線を流れるパケットを1つずつ人が見ることはできないし、中身まで解釈すれば処理が追いつかない。ヘッダの数フィールドだけで機械的に判定する割り切りは、この現実的な制約から生まれた設計である。軽さゆえに経路上のどこにでも置けることが利点で、後から状態を覚える方式やアプリケーション層で受ける方式が上に積み上がっても、粗い切り分けの層としては使われ続けている。

具体例

クラウドでも同じ考え方が使われており、AWSのネットワークACLはパケット単位で判定するステートレスな仕組みのため、往路を許可しただけでは復路が通らず、戻り用の規則を別に書く必要がある。一方セキュリティグループは接続の状態を覚えるので往路の許可だけで済む――この対比が、2つの方式の違いをそのまま示している。

試験での引っ掛け

1件ずつ独立に判定するので、応答として返ってきたパケットなのか一方的に送り込まれたものなのかを区別できない。そのため復路用に相手側の高い番号のポート宛てを広く開ける必要があり、そこが弱点になる。この点が、接続の状態を覚えるステートフルインスペクションとの決定的な違いである。また断片化されたパケットの2片目以降はポート番号を含まないため判定材料が欠け、そこを突く手口もある。

関連用語

出た過去問

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

この語が出る過去問を解く →

試験での特徴
  • 試験では7回出題(2016年度〜2023年度)
  • 分野:午前II
  • 1件ずつ独立に判定するので、応答として返ってきたパケットなのか一方的に送り込まれたものなのかを区別できない。