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状態遷移表とは?じょうたいせんいひょう

状態遷移表とは、システムが取り得る状態を行に、発生し得る事象(イベント)を列に並べ、交点に遷移先の状態と実行する処理を書いた表。同じ操作でも状態によって意味が変わる制御——ログイン処理、セッション管理、プロトコルのハンドシェイク——の設計に使い、全マスを埋めることで「この状態でこの事象が来たらどうなるか」の抜けや矛盾を機械的に点検できる。状態遷移図と対で出題される。

最終更新:2026-10-06

試験情報

情報処理安全確保支援士試験の頻出用語/午前II

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背景

認証やセッションの不具合の多くは、「この状態でその操作が来るとは思わなかった」経路から生まれる。たとえば未認証のままパスワード変更の要求を受け付けてしまう、ロック中なのに再送で解除される、といった穴は仕様書の文章では見えにくい。表にすると全組合せが見えるため、想定外の事象を明示的に「無視」または「エラー」と定義できる。支援士では、状態の設計漏れが認可不備につながるという文脈で問われる。

具体例

ログイン機能を「未認証/認証済/ロック中」の3状態、事象を「正しい資格情報/誤った資格情報/ログアウト/一定時間経過」で表にする。ロック中に正しい資格情報が来ても「ロック中のまま」と書き、未認証で「ログアウト」が来たら「無視」と明記する。TLSの実装であるOpenSSLもハンドシェイクを状態機械として実装し、順序外のメッセージを拒否する。

試験での引っ掛け

「その状態ではあり得ない事象」の欄を空白のまま放置すると、それが仕様の穴になり実装者が勝手に解釈する。セキュリティ上の欠陥はまさにこの空白から生まれる。状態遷移図は全体の流れを俯瞰するのに向き、抜けの検出は表のほうが確実、という役割分担も出題される。決定表(デシジョンテーブル)は条件の組合せを扱うもので、状態の概念を持たない点で別物。

関連用語

解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。

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試験での特徴
  • 分野:午前II
  • 「その状態ではあり得ない事象」の欄を空白のまま放置すると、それが仕様の穴になり実装者が勝手に解釈する。