影響波及分析(インパクト分析)とは?えいきょうはきゅうぶんせき
影響波及分析(インパクト分析)とは、ある変更が、どのモジュール・データ・業務・外部連携にまで及ぶかを着手前に洗い出す作業。保守工程で変更要求を受け付けた際に、工数見積りと回帰テスト範囲を決める根拠になる。要件・設計・コードの対応付け(トレーサビリティ)が整っているほど精度と速度が上がり、脆弱性修正では「同じ欠陥を持つ他の箇所」を見つける手段にもなる。
最終更新:2026-10-06
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一見小さな修正が別画面や連携先を壊す事故は、依存関係が頭の中にしか無いことから起きる。変更前に波及先を一覧化し、テスト範囲と関係者を決めておけば、見積りの根拠と回帰テストの抜け防止を同時に得られる。支援士試験ではセキュリティパッチ適用や脆弱なライブラリの差し替えが業務にどこまで影響するかを見積もる場面で問われる。
具体例
Log4jの脆弱性(CVE-2021-44228)対応では、SBOMや依存関係ツリーから該当ライブラリを使う全アプリと、間接的に同梱している製品を洗い出し、更新順とテスト範囲を決めた。顧客コードを8桁から10桁へ広げる要求なら、テーブル定義・画面・帳票・他システムへのCSV連携・過去データ移行を一覧化し、外部連携先の改修調整が要ると分かってリリース時期をずらす判断になる。
試験での引っ掛け
ソースコードの静的な呼出し関係だけで判断すると、リフレクションや設定ファイル駆動の動的な呼出し、データ経由の依存を取りこぼす。「変更しない部分」も回帰テストの対象になり得る点が抜けやすい。脆弱性対応では「直接依存していない=影響なし」とせず、推移的依存まで見る。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。