利害関係者要件(ステークホルダ要件)とは?りがいかんけいしゃようけん
利害関係者要件(ステークホルダ要件)とは、システムに関わる各立場が持つニーズ・期待・制約を、システムへの要求へ変換する前の当事者の言葉のまま洗い出したもの。利用部門だけでなく運用・保守部門、経営層、監査部門、規制当局、導入に消極的な立場も含み、運用シナリオと制約条件の明確化まで含む。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
最初からシステムの言葉へ直してしまうと、要求の出どころと背景が消え、後で優先順位を決めるときに「誰が何のために言ったのか」を追えなくなる。生の言葉で並べておけば、相反する要求が同じ表の上に並び、どちらを立ててどちらを制約として飲むかを当事者と詰められる。論述では、この調整の経緯そのものが書くべき中身になる。
具体例
経営層の「決算を3日早めたい」、運用部門の「深夜作業はこれ以上増やせない」、監査部門の「操作ログを5年保存する」を同じ表に並べ、夜間バッチの短縮とログ量の増加という相反を、保存先を分ける形で調停する。
試験での引っ掛け
システム要件と混同しやすい。順序は「利害関係者要件 → システム要件」で、前者は変換前、後者は変換後。また利害関係者を利用部門だけに限ると、運用・監査・規制側の制約が終盤に出てきて、構成そのものの作り直しにつながる。
関連用語
出た過去問
出典:令和5年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問11(IPA)
JIS X 0160:2021(ソフトウェアライフサイクルプロセス)によれば、ソフトウェアライフサイクルプロセスにおいて、提供するソフトウェアシステムが利害関係…
正解:ソフトウェア受入れテスト
要点:顧客とともに要件合致と利用適合性を確認するのが受入れテスト
ソフトウェア受入れテストは、供給者が提供するソフトウェアが利害関係者の要件に合致し、実際の利用に適していることを、取得者(顧客)とともに確認するためのテストである。開発側の内部確認ではなく、顧客と一緒に納得を得ることが目的である点が特徴である。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。