インセプションデッキとは?いんせぷしょんでっき
インセプションデッキとは、立ち上げ時に用意された設問へチームと関係者が一緒に答え、目的・スコープ・優先順位の共通認識を紙にして残す手法。「我々はなぜここにいるのか」「やらないことリスト」「トレードオフスライダ」などの設問があり、答えた結果が以後の判断の拠り所になる。
最終更新:2026-10-06
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立ち上げ時の合意が曖昧なままだと、設計判断が起きるたびに「何を優先するのか」を蒸し返すことになり、そのつど関係者の力関係で答えが変わる。先に優先順位を文書化しておけば、後の判断はその参照で済む。科目B-2は設計判断の根拠を書かせるので、優先順位をどこで合意したかを示せることがそのまま得点になる。
具体例
ジョナサン・ラスマセンが『アジャイルサムライ』で示した設問群が原型で、トレードオフスライダは品質・スコープ・期日・予算を並べて順位を付ける。全部を最上位には置けないため、この並べ替え自体が合意の実体になる。
試験での引っ掛け
プロダクトバックログとの取り違えが多い。バックログはスプリントごとに並べ替える作業項目の一覧で、デッキは立ち上げ時の目的とスコープの合意である。トレードオフスライダも「全項目を高くする」宣言ではなく、順位を一つに決めるための道具。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問1(IPA)
アジャイル開発の初期段階において、プロジェクトの目的、スコープなどに対する共通認識を得るために、あらかじめ設定されている設問と課題について関係者が集まって確認し…
正解:インセプションデッキ
要点:決められた設問で立ち上げ時の共通認識を作るのがインセプションデッキ
インセプションデッキは、アジャイル開発の立ち上げ時に「我々はなぜここにいるのか」「やらないことリスト」など、あらかじめ決められた10個の設問・課題をチームと関係者で議論し、その結果をスライドにまとめて共有する手法である。目的・スコープ・優先順位に対する認識のずれを開発が本格化する前に解消することがねらいである。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。