スクラムとは?すくらむ
スクラムとは、プロダクトオーナー、スクラムマスター、開発者という3つの責任と、スプリントプランニング・デイリースクラム・スプリントレビュー・レトロスペクティブというイベント、プロダクトバックログ・スプリントバックログ・インクリメントという作成物からなる反復型のフレームワーク。要求の優先順位付けの権限を1人(プロダクトオーナー)に集約する点が構造上の要になる。
最終更新:2026-10-06
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反復開発を掲げても、要求の優先順位を決める人が複数いると、スプリントごとに割り込みが入って反復が成り立たない。誰が何を決めるかという権限の置き方を先に固定したのがスクラムで、開発の手法ではなく意思決定の枠組みを与えている。受託開発では、この権限を発注側の誰が担うかを契約前に決めておかないと機能しない点が実務上の論点になる。
具体例
スクラムガイド(ケン・シュエイバー、ジェフ・サザーランド)が定義の出典。日本ではヌーラボのBacklogやアトラシアンのJiraがプロダクトバックログとスプリントの管理に使われ、IPAのアジャイル開発版モデル契約書が準委任を前提とした役割分担の雛形を示している。
試験での引っ掛け
スクラムマスターは指示役でも管理者でもなく、障害を取り除きプロセスの遵守を支援する役割である。進捗の督促や要員の評価を担う立場と取り違える選択肢が出る。優先順位の決定はプロダクトオーナーの責任で、開発者やスクラムマスターが決めるものではない。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
スクラムを適用したアジャイル開発において、スクラムチームで何がうまくいき、何がうまくいかなかったのかを議論し、継続的なプロセス改善を促進するアクティビティはどれ…
要点:レトロスペクティブは成果物でなくプロセスを振り返る場
スプリントレトロスペクティブは、スプリントの最後に開発チーム自身が自分たちの進め方を振り返り、うまくいったことと課題を洗い出して次のスプリントの改善策を決めるイベントである。成果物そのものを検査するスプリントレビューとは対象が異なり、こちらはプロセスと人・関係性を対象とする。
出典:令和元年度 秋期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
アジャイル開発手法の一つであるスクラムを適用したソフトウェア開発プロジェクトにおいて、KPT手法を用いてレトロスペクティブを行った。KPTにおける三つの視点の組…
正解:Keep, Problem, Try
要点:KPTはKeep・Problem・Tryの三視点で振り返る
KPTは振り返りのフレームワークで、Keep(うまくいったので続けること)、Problem(うまくいかなかった課題)、Try(次に試すこと)の三つの視点で意見を整理する。良かった点と課題を分けて挙げ、そこから具体的な次の行動へ落とし込む流れが特徴である。
出典:令和5年度 春期 システムアーキテクト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
スクラムを適用したアジャイル開発において、スクラムチームで、人、関係、プロセス及びツールの観点から、何がうまくいき、何がうまくいかなかったのかを議論し、プロセス…
正解:スプリントレトロスペクティブ
要点:スプリントの働き方を振り返り改善するのがレトロスペクティブ
スプリントレトロスペクティブは、スプリントの最後にスクラムチームが自分たちの働き方を振り返るイベントである。人・関係・プロセス・ツールの観点で、うまくいったこととそうでなかったことを話し合い、次のスプリントで実行する改善策を決める。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの4 開発技術 > 1. 開発プロセス・手法 > (1) ソフトウェア開発手法に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。