IRR(内部収益率)とは?ないぶしゅうえきりつ
IRR(内部収益率)とは、その投資のキャッシュフローを割り引いたとき、正味現在価値がちょうどゼロになる割引率。投資が生む利回りを一つの率で表すため、金額規模が違う案件でも同じ物差しで並べられ、社内の資本コスト(ハードルレート)を上回るかで採否を判断する。実務ではNPVと併用し、率と金額の両面から判断する。
最終更新:2026-10-06
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投資判断を回収年数だけで決めると、回収後に長く効き続ける案件と、回収直後に価値が消える案件が同じ評価になってしまう。時間の経過で価値が目減りすることを式に組み込み、しかも率で示して比較可能にしたのがこの指標である。理工系と文系が半々の読者を意識するなら、率とは「この投資が実質何%で回っているか」の言い換えだと押さえれば足りる。
具体例
初期投資5,000万円、年1,500万円の効果が5年続く案件は、内部収益率がおよそ15%になる。ハードルレートが8%なら採用の側に倒れるが、投資額が10倍で率が12%の案件のほうが、生み出す金額そのものは大きい。
試験での引っ掛け
率が高い順に採るのは誤り。小規模案件は率が高く出やすく、企業価値の増分であるNPVでは劣ることがある。またキャッシュフローの符号が途中で複数回入れ替わると解が複数現れ、率だけでは判断できなくなる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。