BAC・EAC・ETC・VACとは?
BAC・EAC・ETC・VACとは、BACは完成時総予算、EACは完成時総コストの予測値、ETCは残作業のコスト見積り、VAC=BAC−EAC は完成時の予測差異。現在のコスト効率が今後も続く前提ではEAC=BAC/CPI(=AC+(BAC−EV)/CPI)で予測する。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では3回出題されています(2022年度〜2024年度)。
びーえーしー・いーえーしー・いーてぃーしー・ぶいえーしー
BAC・EAC・ETC・VACの意味
BACは完成時総予算、EACは完成時総コストの予測値、ETCは残作業のコスト見積り、VAC=BAC−EAC は完成時の予測差異。現在のコスト効率が今後も続く前提ではEAC=BAC/CPI(=AC+(BAC−EV)/CPI)で予測する。
BAC・EAC・ETC・VACの具体例
BAC=1億円、EV=7,000万円、AC=8,500万円ならCPI≒0.824、EAC≒1億2,143万円、VAC≒−2,143万円で、約2,100万円の超過が見込まれる。
BAC・EAC・ETC・VACは試験でどう引っ掛けられる?
差異が一時的な原因による場合はEAC=AC+(BAC−EV)(残りは計画どおりの効率と仮定)を使う。前提の置き方で答えが変わるため設問の条件を読む。
BAC・EAC・ETC・VACと関連する用語
BAC・EAC・ETC・VACが出た過去問
EVMを使用してマネジメントをしているプロジェクトで、進捗に関する指標値は次のとおりであった。このプロジェクトに対する適切な評価と対策はどれか。 〔進捗に関する…
正解:コストが予算を超えているので,完成時総予算を超過するおそれがあるが,スケジュールには余裕があるので,残作業のコスト効率を上げる対策を検討するか,コンティンジェンシー予備費の使用を検討する。
要点:CPI<1は予算超過、SPI>1は進捗先行、TCPI>1は効率改善が必要
CPIが1未満の0.9であることは、投入したコストに見合う出来高が得られておらず予算超過の傾向にあることを示す。一方SPIが1を超える1.1なので進捗自体は計画より先行している。さらにTCPIが1.2と1を上回るのは、残作業を当初予算内に収めるには従来より高いコスト効率が必要ということなので、効率改善策を打つかコンティンジェンシー予備費の使用を検討することになる。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問7(IPA)ある組織では、プロジェクトのスケジュールとコストの管理にアーンドバリューマネジメントを用いている。期間10日間のプロジェクトの、5日目の終了時点の状況は表のとお…
正解:150
要点:効率継続の前提ならEACはBACをCPIで割って求める
現在のコスト効率が今後も続く前提での完成時総コスト見積りは、EAC=BAC÷CPIで求める。CPIはEV÷AC=40÷60=約0.67なので、EAC=100÷(40/60)=150万円となる。EVよりACが大きい、つまり出来高に対して実費が超過している状態なので、EACはBACの100万円を上回る。
出典:令和5年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問5(IPA)EVMで管理しているプロジェクトがある。図は、プロジェクトの開始日から完了予定日までの期間の半分が経過した時点での状況である。完成時総予算(BAC)どおりに完了…
正解:1.1
要点:TCPIは残予算で残作業を終えるのに要する効率
TCPIは、残りの予算で残作業を終えるために今後必要となるコスト効率を表し、BAC達成を前提とする場合は(BAC−EV)÷(BAC−AC)で求める。図から現時点でEVは34、ACは40、BACは100なので、(100−34)÷(100−40)=66÷60=1.1となる。1を超えるということは、これまでより高い効率で進めなければ予算内に収まらないことを意味する。
出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問4(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。