コストプラスインセンティブフィー契約(CPIF)とは?こすとぷらすいんせんてぃぶふぃーけいやく
コストプラスインセンティブフィー契約(CPIF)とは、実費に基本フィーを加えて支払ったうえで、目標コストと実コストの差額を、あらかじめ定めた分担比率(シェアレシオ)で買い手と売り手が分け合う契約形態。売り手にコストを抑える動機を残しつつ、実費精算の弱点を補う狙いがある。
最終更新:2026-10-06
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実費償還契約では、かかった費用がそのまま支払われるため、売り手にコストを抑える理由が無い。かといって定額にすれば、不確実性の高い作業は受けてもらえないか、厚いリスク料が乗る。この対立を、節減できた額の分け前という形で調停するのがインセンティブフィーで、上限フィーを置いて買い手側の上振れも抑える。
具体例
目標コスト1億円に対して実コストが8,000万円、分担比率が買い手70対売り手30なら、節減額2,000万円のうち600万円が売り手の取り分となり、基本フィーに加算される。逆に超過した場合も、同じ比率で負担が分かれる。
試験での引っ掛け
分担比率は「買い手:売り手」の順で示すのが通例で、どちらの取り分を問われているかを読み違えない。超過時にも同じ比率が働く点、上限フィーや最高価格が別途設定される場合がある点も併せて押さえる。
関連用語
出た過去問
出典:令和2年度 10月試験 プロジェクトマネージャ試験 午前Ⅱ 問13(IPA)
次の契約条件でコストプラスインセンティブフィー契約を締結した。完成時の実コストが8,000万円の場合、受注者のインセンティブフィーは何万円か。 〔契約条件〕 (…
正解:1,700
要点:CPIFでは目標との差額に分担率を掛けて基準額に加減する
コストプラスインセンティブフィー契約では、実コストが目標を下回った場合の節減分を発注者と受注者で分け合う。ここでは目標コスト9,000万円に対し実コストが8,000万円なので節減額は1,000万円、その70%にあたる700万円が基準額1,000万円に上乗せされる。したがってインセンティブフィーは1,700万円となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。