実費償還契約とは?
実費償還契約とは、実際に発生したコストを買い手が支払い、それに加えて手数料(フィー)を支払う契約。仕様が固まっていない研究開発的な作業に適する。コスト超過のリスクは買い手が負うため、コスト監視が重要になる。定額フィー(CPFF)、インセンティブフィー(CPIF)、アワードフィー(CPAF)の型がある。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では2回出題されています(2022年度〜2024年度)。
じっぴしょうかんけいやく
実費償還契約の意味
実際に発生したコストを買い手が支払い、それに加えて手数料(フィー)を支払う契約。仕様が固まっていない研究開発的な作業に適する。コスト超過のリスクは買い手が負うため、コスト監視が重要になる。定額フィー(CPFF)、インセンティブフィー(CPIF)、アワードフィー(CPAF)の型がある。
実費償還契約の具体例
要件が流動的な先行検証フェーズを、実費+実費の10%の報酬という条件で委託する。
実費償還契約は試験でどう引っ掛けられる?
売り手にコスト削減の動機が働きにくいのが弱点。インセンティブやアワードの仕組みで補う。
実費償還契約と関連する用語
実費償還契約が出た過去問
IoTを活用した工場管理システムの開発を行う。システムを構築し、サービスを運営するA社は、B社にボード開発を定額契約で委託した。B社はボードの納入前のネットワー…
正解:B社
要点:定額契約の超過は受注者負担、実費償還は実費を委託側が払う
定額契約では、スコープが明確で変更がない限り、受注者側の事情で生じた超過コストは受注者が負担し、発注者へ追加請求することはできない。したがってA社がB社へ追加の費用を支払う理由はない。またB社とC社の実費償還契約では、実際にかかった費用をB社がC社へ支払うので、遅延によって増えた借用費用もB社の負担となる。C社に落ち度はないため、負担するのはB社だけである。
出典:令和4年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問20(IPA)システム開発における発注者と受注者であるベンダーとの契約方法のうち、実費償還契約はどれか。
正解:ベンダーの役務や技術に対する報酬に加え、委託業務の遂行に要した費用の全てをベンダーに支払う。
要点:実費償還契約は実費全額に報酬を上乗せして支払う
実費償還契約は、委託業務の遂行に実際に要した費用を発注者が全額負担したうえで、ベンダーの役務や技術に対する報酬を上乗せして支払う契約形態である。仕様が固まりにくい業務に向く一方、コスト超過のリスクは発注者側が負うことになる。
出典:令和6年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問20(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。