IKEとは?あいけー
IKEとは、IPsecで使う共通鍵の生成と交換、およびSA(暗号方式や鍵の有効期間などの取り決め)の確立を行うプロトコル。UDPの500番を使い、NAT越えでは4500番へ移る。フェーズ1で鍵交換自体を守るIKE SAを作り、フェーズ2で通信を守るIPsec SAを作る、という二段構えになっている。
最終更新:2026-10-06
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拠点間を暗号化してつなぐには、両端が同じ鍵を持つ必要がある。鍵を手作業で配って固定すると、拠点が増えるほど配布と更新が回らなくなり、漏れたときの影響も長く続く。通信路の上で安全に鍵を作り、一定時間や一定量ごとに自動で作り直す仕組みが要った。二段に分けているのは、鍵交換のやり取り自体を先に保護し、そのうえで実データ用の取り決めを何度でも安全に更新できるようにするためである。
具体例
本社と支社をIPsecでつなぐ構成では、事前共有鍵か証明書で相手を認証し、Diffie-Hellman鍵交換で共通鍵を作る。支社側がNAT配下にある場合、ESPはポート番号を持たずNAT機器を越えられないため、UDP 4500でカプセル化する(NAT-T)。ファイアウォールでUDP 500だけを開けて4500を忘れると、鍵交換は成立するのに実通信が流れない。
試験での引っ掛け
IKEが担うのはSAの確立と鍵交換だけで、実際のデータを暗号化して運ぶのはESP(完全性だけならAH)である。フェーズの対応も逆に覚えやすく、フェーズ1がIKE SA、フェーズ2がIPsec SA。またIKEv2ではフェーズという呼び方をせず、IKE_SA_INITとIKE_AUTHの交換で確立する点も押さえておく。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。