ICMPv6近隣探索とは?あいしーえむぴーぶいろくきんりんたんさく
ICMPv6近隣探索とは、IPv6でアドレス解決・重複アドレス検出(DAD)・ルータ探索・到達不能検出をまとめて担う、ICMPv6上の仕組み(Neighbor Discovery、RFC 4861)。近隣要請(NS)/近隣広告(NA)/ルータ要請(RS)/ルータ広告(RA)の4種のメッセージで動く。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
IPv4ではアドレス解決をARP、ルータやアドレスの通知をICMPやDHCPと、別々の仕組みが分担していた。IPv6はブロードキャストを廃してマルチキャストへ統一した結果、宛先MACを知らない相手にも要請だけを狙って届けられるようになり、これらをICMPv6の1系統へ統合できた。RAをもとにしたアドレス自動設定(SLAAC)もこの上に載っている。
具体例
IPv6アドレスを設定した端末は、まずそのアドレス自身を対象にNSを送り、応答が無ければ重複なしと判断して使い始める(DAD)。ルータは定期的にRAでプレフィックスを広告し、端末はそれとインタフェースIDを組み合わせてアドレスを生成する。
試験での引っ掛け
IPv4のARPに当たる機能はICMPv6が担っており、「IPv6版ARP」という独立したプロトコルは存在しない。したがってIPv4の感覚でICMPv6を一律にフィルタするとアドレス解決自体が止まり、そもそも通信できなくなる点が引っ掛け。
関連用語
出た過去問
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)解説で登場
IPv6におけるICMPv6の近隣探索メッセージの使われ方に含まれるものはどれか。
正解:IPv6アドレスが他のノードと重複していないかの検出に使われる。
要点:ICMPv6近隣探索は重複アドレス検出やアドレス解決を担う
ICMPv6の近隣探索(ND)は、近隣要請・近隣広告・ルータ要請・ルータ広告などのメッセージ群からなる。その用途の一つが重複アドレス検出(DAD)で、自分が使おうとするIPv6アドレスを対象にした近隣要請を送り、応答があれば重複と判断する。ほかにアドレス解決や到達不能検出、ルータ発見も担う。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。