DAD(重複アドレス検出)とは?
DAD(重複アドレス検出)とは、IPv6ノードがアドレスを使い始める前に、同一リンク上で同じアドレスが既に使われていないかを確認する手順。仮アドレスを送信元未指定にした近隣要請を送り、応答があれば重複と判断してそのアドレスの使用を中止する。
ネットワークスペシャリスト試験の過去問では2回出題されています(2023年度〜2025年度)。
じゅうふくあどれすけんしゅつ
DAD(重複アドレス検出)の意味
IPv6ノードがアドレスを使い始める前に、同一リンク上で同じアドレスが既に使われていないかを確認する手順。仮アドレスを送信元未指定にした近隣要請を送り、応答があれば重複と判断してそのアドレスの使用を中止する。
DAD(重複アドレス検出)の具体例
自動生成したリンクローカルアドレスに対してDADを行い、既存ノードから近隣通知が返ってきた場合、そのインタフェースはアドレスを使用不可としてログを出す。手動設定のアドレスが重複していると通信が一切できないため、設定ミスの検知に役立つ。
DAD(重複アドレス検出)は試験でどう引っ掛けられる?
DADはリンクローカルアドレスを含むすべてのユニキャストアドレスで実施される点を見落としやすい。またDADが失敗するとそのアドレスは無効化され自動復旧しないため、「疎通しないが物理は正常」という切り分けの難しい障害になる。
DAD(重複アドレス検出)と関連する用語
DAD(重複アドレス検出)が出た過去問
PCなどがIPv6で通信を開始する際、IPv6アドレスに対応するMACアドレスを解決するために使用するプロトコルはどれか。
正解:ICMPv6
要点:IPv6のアドレス解決はICMPv6の近隣探索が担う
IPv6ではARPが廃止され、その役割はICMPv6の近隣探索(Neighbor Discovery)が担う。相手のIPv6アドレスから求められた要請ノードマルチキャストアドレス宛に近隣要請(Neighbor Solicitation)を送り、相手が近隣通知(Neighbor Advertisement)でリンク層アドレスを返す。アドレス自動設定や重複アドレス検出も同じICMPv6の枠組みで行われる。
出典:令和5年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1(IPA)IPv6におけるICMPv6の近隣探索メッセージの使われ方に含まれるものはどれか。
正解:IPv6アドレスが他のノードと重複していないかの検出に使われる。
要点:ICMPv6近隣探索は重複アドレス検出やアドレス解決を担う
ICMPv6の近隣探索(ND)は、近隣要請・近隣広告・ルータ要請・ルータ広告などのメッセージ群からなる。その用途の一つが重複アドレス検出(DAD)で、自分が使おうとするIPv6アドレスを対象にした近隣要請を送り、応答があれば重複と判断する。ほかにアドレス解決や到達不能検出、ルータ発見も担う。
出典:令和7年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。