IGMPとは?あいじーえむぴー
IGMPとは、同一セグメント内で、ホストがマルチキャストグループへの参加・離脱をルータへ通知し、ルータが参加状況を管理するプロトコル。ルータが定期的にクエリを送り、ホストがレポートで応答する。参加者がいなくなったセグメントへは配信を止めるので、無駄な帯域消費を抑えられる。
最終更新:2026-10-06
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同じ映像を多数の端末へ配るとき、ユニキャストでは視聴者の数だけ同じデータが流れ、帯域が人数に比例して増える。マルチキャストは1本流して分岐点で複製する方式だが、誰がどこで受け取りたいのかが分からなければ複製先を決められない。その受信側の意思表示を担うのがIGMPで、配信網の設計では「どこまで配信を伸ばし、どこで止めるか」の境界を決める仕組みとして効く。
具体例
IPマルチキャストによる映像配信では、視聴者がチャンネルを切り替えるたびに前のグループへLeaveを、新しいグループへReportを送る。切替の体感速度は、ルータが離脱を確認して配信を止めるまでの時間に左右されるため、クエリの間隔や即時離脱の可否が設計項目になる。
試験での引っ掛け
IGMPはセグメント内のグループ管理であり、ルータ間にマルチキャストの経路を作るのはPIMなどのマルチキャストルーティングプロトコル。役割を入れ替えた選択肢が定番。またL2スイッチがIGMPを覗いて不要ポートへの転送を抑えるのはIGMPスヌーピングで、これを使わないとマルチキャストはセグメント内の全ポートへ流れる。IPv6での対応機能はMLD。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成30年度 秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問8(IPA)
IPv4ネットワークのマルチキャスト通信で、ローカルセグメントにおいて、配信を受けるホストのグループを管理するために用いられるプロトコルはどれか。
正解:IGMP
要点:IGMPはセグメント内のマルチキャスト参加を管理する
IGMPは、ホストが自分の参加したいマルチキャストグループを、同じセグメント上のマルチキャストルータへ通知するためのプロトコルである。ルータは参加報告を受け取ったポートにだけマルチキャストを流し、定期的な問合せで参加状況を確認して離脱も検出する。
出典:令和4年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)
マルチキャストグループへの参加や離脱をホストが通知したり、マルチキャストグループに参加しているホストの有無をルータがチェックしたりするときに使用するプロトコルは…
正解:IGMP
要点:マルチキャストグループの参加・離脱管理はIGMPが担う
IGMP(Internet Group Management Protocol)は、ホストが自分の参加したいマルチキャストグループをルータへ通知し、またルータがそのグループの受信者が残っているかを問い合わせるためのプロトコルである。IPv4のマルチキャストで使われ、ルータはこの情報を基に不要なマルチキャストの転送を止める。
出典:令和6年度 春期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(IPA)解説で登場
IPv4のIPマルチキャストアドレスに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:IPマルチキャストアドレスの先頭の4ビットを除いた残りの28ビットは、受信するホストのグループを識別するために利用される。
要点:IPv4マルチキャストは先頭1110、残り28ビットがグループID
IPv4のマルチキャストアドレスはクラスDに当たり、先頭4ビットが1110(224.0.0.0〜239.255.255.255)である。残る28ビットがグループを識別する部分で、この値によって受信すべきホストのまとまりが決まる。ホストはIGMPで参加を通知し、対応するグループ宛のパケットだけを受け取る。
出典・参考
高度試験 午前I(情報処理安全確保支援士 相当)のシラバスの3 技術要素 > 3. 通信プロトコル > (1) プロトコルとインタフェースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。