実効アクセス時間とは?じっこうあくせすじかん
実効アクセス時間とは、キャッシュと主記憶のように速度の違う記憶階層を組み合わせたとき、平均して1回のアクセスにかかる時間。ヒット率をh、キャッシュのアクセス時間をTc、主記憶をTmとすればh×Tc+(1−h)×Tmで求める。午前Iでは計算問題として繰り返し問われる。
最終更新:2026-10-07
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Tcが10ナノ秒、Tmが100ナノ秒、ヒット率0.9なら0.9×10+0.1×100で19ナノ秒。ヒット率を0.95に上げると14.5ナノ秒となり、キャッシュ自体を速くするよりヒット率の改善のほうが効き目が大きいと分かる。
試験での引っ掛け
ミス時の時間を「主記憶の時間だけ」とする式と「キャッシュの探索時間も加算する」式があり、問題文の定義に従わないと答が変わる。仮想記憶でも同じ考え方を使うが、こちらは主記憶と補助記憶の差が桁違いに大きい。
関連用語
出た過去問
出典:令和4年度 春期 高度試験 午前Ⅰ 問4(IPA)解説で登場
キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間の1/30で、ヒット率が95%のとき、実効メモリアクセス時間は、主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。
正解:0.08
要点:実効アクセス時間はヒット率で重み付けした平均で求める
実効アクセス時間は、ヒット時とミス時の時間を出現率で重み付けした平均で求める。主記憶のアクセス時間を1とすると、キャッシュは1/30なので0.95×(1/30)+0.05×1=0.0317+0.05=0.0817となる。したがって約0.08倍である。ミス率がわずか5%でも全体の6割以上を占めており、ヒット率の重要性が読み取れる。
出典:令和6年度 秋期 高度試験 午前Ⅰ 問4(IPA)解説で登場
キャッシュメモリのアクセス時間が主記憶のアクセス時間の1/30で、ヒット率が95%のとき、実効メモリアクセス時間は、主記憶のアクセス時間の約何倍になるか。
正解:0.08
要点:実効アクセス時間はヒット時とミス時をヒット率で加重平均する
実効アクセス時間は、ヒット時とミス時の所要時間をそれぞれの確率で重み付けした平均である。主記憶のアクセス時間を1とすると、0.95×(1/30)+0.05×1=0.0317+0.05=0.082となり、約0.08倍である。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 2. メモリ > (5) メモリの容量と性能に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。