IPsecとは?アイピーセック
略語の意味
IPsec=Internet Protocol Security
インターネットでやり取りするデータを、小分けにして送る一つ一つの包み(パケット)ごとに暗号にし、相手の確認や書き換えの検出もする仕組み。インターネット上に専用線のような通り道(VPN)を作るときに使われる
- Internet
- インターネット
- Protocol
- 通信の約束ごと
- Security
- 安全を守ること
IPsecとは、IPパケット(ネットワークで送るために細切れにしたデータ)の単位で暗号化と認証を行い、安全な通信を実現するためのプロトコル群。通信の役割を7段に分けた見取り図(OSI基本参照モデル)のうち、データを宛先まで届ける段(ネットワーク層、IP層)で動作するため、その上で動くアプリケーションの種類を意識することなく、あらゆる種類の通信をまとめて保護できる点が特徴である。拠点間を結ぶVPN(Virtual Private Network:インターネット上に専用線のような通り道を作る技術。IPsecを使うものをIPsec-VPNという)を構築する際の代表的な技術として広く利用されている。通信内容を暗号化する機能に加え、通信相手が正当であることを確認する認証機能や、データが改ざんされていないことを確認する機能も備えている。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →具体例
本社と支社のネットワークをインターネット経由で安全に接続する際、両拠点のルータ間でIPsecを用いたVPNの通り道(VPNトンネル)を構築し、拠点間の通信を暗号化する。
試験での引っ掛け
IPsecはネットワーク層(データを宛先まで届ける段)で動作するためアプリケーションを問わず幅広い通信を保護できる一方、SSL/TLS(Webの通信などを暗号化する仕組み)は主に利用者が使うソフトに近い段(アプリケーション層に近い層)で個別の通信を保護する点で、動作する階層が異なることが問われやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問60(IPA)解説で登場
インターネットでは、通信プロトコルとして使用されてきたIPv4以外にもIPv6が使用され始めている。IPv6の説明のうち、適切なものはどれか。
正解:IPアドレスのビット長がIPv4の4倍あり、心配されていたIPアドレスの枯渇が回避できる。
要点:IPv6のアドレスは128ビットで枯渇問題に対応
IPv4のアドレスは32ビット、IPv6のアドレスは128ビットで、ビット長は4倍になる。表現できるアドレス数が桁違いに増えるため、IPv4アドレスの枯渇問題への対策となる。IPv6は暗号化・認証の機能(IPsec)を前提に設計されており、移行期にはIPv4との共存技術も用意されている。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。