通信プロトコルとは?つうしんぷろとこる
通信プロトコルとは、機器どうしがデータをやり取りするために、あらかじめ決めておく手順と約束事の集まり。どんな形式で表すか(構文)、それが何を意味するか(意味)、どの順序とタイミングで送受信するかを取り決める。メーカーやOSが違っても、同じプロトコルに従っていれば通信が成立する。
最終更新:2026-10-10
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通信は、送る側と受ける側が同じ解釈をして初めて成り立つ。流れてくる0と1の列そのものには、どこまでが宛先でどこからが中身かという区切りは書かれていない。機器ごとに独自の決め方をすれば、組合せの数だけ変換が要る。取り決めを公開された規格として一つに揃え、さらに役割ごとの層に分けたことで、上の層は下の層の実現方法を知らずに通信を組み立てられるようになった。
具体例
Webページを取りに行くHTTP、メールを送るSMTP、機器へIPアドレス(ネットワーク上の住所)を配るDHCPは、いずれも通信プロトコルである。ブラウザのアドレス欄の先頭にあるhttps:は、TLS(通信を暗号化する約束ごと)で暗号化したHTTPを使うという手順の指定にあたる。
試験での引っ掛け
プロトコルは手順の取り決めであって、それを実装したソフトウェアや装置そのものではない。またOSI基本参照モデルは層の分け方を示す枠組み、TCP/IPは実際に使われるプロトコルの集まりの名前で、どちらもプロトコル1本の名前ではない点を取り違えやすい。
関連用語
出た過去問
出典:平成22年度 秋期 ITパスポート試験 問60(IPA)
インターネットでは、通信プロトコルとして使用されてきたIPv4以外にもIPv6が使用され始めている。IPv6の説明のうち、適切なものはどれか。
正解:IPアドレスのビット長がIPv4の4倍あり、心配されていたIPアドレスの枯渇が回避できる。
要点:IPv6のアドレスは128ビットで枯渇問題に対応
IPv4のアドレスは32ビット、IPv6のアドレスは128ビットで、ビット長は4倍になる。表現できるアドレス数が桁違いに増えるため、IPv4アドレスの枯渇問題への対策となる。IPv6は暗号化・認証の機能(IPsec)を前提に設計されており、移行期にはIPv4との共存技術も用意されている。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問65(IPA)
通信プロトコルの説明のうち、適切なものはどれか。
正解:FTPはファイル転送のプロトコルである。
要点:FTPは転送、DHCPは設定配布、NTPは時刻同期、POPは受信
FTPはファイルを転送するためのプロトコルである。DHCPはIPアドレスなどの設定情報をサーバから自動取得する仕組み、NTPは時刻を同期させるプロトコル、POPはメールサーバから受信箱のメールを取り出すプロトコルで、送信にはSMTPを用いる。
出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問77(IPA)
通信プロトコルに関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:メーカやOSが異なる機器同士でも,同じ通信プロトコルを使えば互いに通信することができる。
要点:同じプロトコルなら機種やOSが違っても通信できる
通信プロトコルは通信の手順や形式を定めた約束事であり、同じプロトコルに従っていればメーカやOSが違う機器同士でも通信できる。これがオープンなネットワークが成り立つ前提になる。標準化機関が定めたものだけでなくメーカ独自のものも存在し、誤り時の再送などの異常時手順も規定される。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問65(IPA)
通信プロトコルの説明として,最も適切なものはどれか。
正解:ネットワークを介して通信するために定められた約束事の集合
要点:プロトコルは通信のための取決めの集合
通信プロトコルは、通信の手順やデータ形式など、機器どうしがやり取りするために事前に取り決めた約束事の集合である。互いが同じプロトコルに従うことで、機種やメーカが違っても通信が成立する。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。