メールサーバとは?メールサーバ
メールサーバとは、電子メールの送信・転送・保管を担うサーバ。送る側は、メールを送るための通信の約束ごと(プロトコル)であるSMTP(Simple Mail Transfer Protocol)で自分のメールサーバへ渡し、そのサーバが宛先の組織のメールサーバへ転送する。受け取る側は、メールを受け取るための約束ごとであるPOP(Post Office Protocol)やIMAP(Internet Message Access Protocol)で、自分宛てのメールをサーバから取り出す。送るときと受け取るときで使うプロトコルが違う点が要点になる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
相手のパソコンの電源が常に入っているとは限らないため、メールを相手の端末へ直接届ける方式では、電源が落ちているだけで届かなくなる。そこで、いつでも動いているサーバをいったん受け皿にし、相手が都合のよいときに取りに来る仕組みにした。郵便局の私書箱に近い預かり方で、メールが相手の都合を問わない連絡手段として使える理由でもある。
具体例
取引先から届いたメールは、まず自社のメールサーバが受け取って保管する。社員は出社後にOutlookなどのメールソフトからIMAPで接続してそれを読む。同じサーバをスマートフォンからも見るため、既読や振り分けの状態が両方の端末でそろう。
試験での引っ掛け
送信を担うSMTPと、受信・取り出しを担うPOP・IMAPは役割が別で、1台のサーバが両方を兼ねていても設定するプロトコルは分かれている。POPは原則としてメールを端末へ取り込んで手元で管理し、IMAPはサーバ上に置いたまま参照する方式という違いも問われる。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成21年度 春期 ITパスポート試験 問75(IPA)
PC間で電子メールを送受信する場合に、それぞれのPCとメールサーバとのやり取りで利用される通信プロトコルに関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:PCから送信するときはSMTPが利用され、受信するときはPOPが利用される。
要点:送信はSMTP、受信はPOP(またはIMAP)
電子メールでは、PCからメールサーバへ送り出すときと、サーバ間で転送するときにSMTPが使われる。一方、自分宛てに届いたメールをサーバから取り出すときにはPOP(POP3)やIMAPが使われる。送信=SMTP、受信=POPと対応付けて覚えるとよい。
出典:平成23年度 秋期 ITパスポート試験 問77(IPA)解説で登場
プロトコルに関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:SMTPは,電子メールを送信するためのプロトコルである。
要点:送信はSMTP、受信はPOP、Web閲覧はHTTP
SMTPは電子メールを送信・転送するためのプロトコルである。HTMLはWebページの記述言語であってプロトコルではなく、Webデータの送受信にはHTTPを用いる。ネットワーク監視にはSNMP、遠隔操作にはTelnetやSSHを使い、POPはメールサーバから受信メールを取り出すためのプロトコルである。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問77(IPA)
メールサーバに届いた電子メールをメールソフトで受け取るために使用されるプロトコルはどれか。
正解:POP3
要点:受信はPOP3(またはIMAP)、送信はSMTP
POP3は、メールサーバに保管されている自分あての電子メールを、メールソフトが取り出すために使うプロトコルである。送信や転送に使うのはSMTP、ドメイン名とIPアドレスの対応付けはDNS、Webの通信はHTTPが担う。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問65(IPA)解説で登場
通信プロトコルの説明のうち、適切なものはどれか。
正解:FTPはファイル転送のプロトコルである。
要点:FTPは転送、DHCPは設定配布、NTPは時刻同期、POPは受信
FTPはファイルを転送するためのプロトコルである。DHCPはIPアドレスなどの設定情報をサーバから自動取得する仕組み、NTPは時刻を同期させるプロトコル、POPはメールサーバから受信箱のメールを取り出すプロトコルで、送信にはSMTPを用いる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。