IMAPとは?あいまっぷ
略語の意味
IMAP=Internet Message Access Protocol
メールをメールサーバ(メールを預かって送り届けるコンピュータ)に置いたまま読むための通信の約束ごと。複数の機器から同じ受信箱を見られる
- Internet
- インターネット
- Message
- メッセージ(ここではメール)
- Access
- 読みに行くこと
- Protocol
- 通信の約束ごと
IMAP(Internet Message Access Protocol)は、メールを受け取るときのプロトコル(通信の約束ごと)。メールをメールサーバに置いたまま読むので、スマートフォンとパソコンのように複数の機器から同じ受信箱を見られ、既読・未読やフォルダ分けも全部の機器でそろう。同じ受信用のPOP(POP3)はメールを手元の機器に取り込む方式、送信に使うのはSMTPで、「送信=SMTP、受信=POP・IMAP」の対応が試験の中心。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
昔は1人1台のパソコンでメールを読むのが普通で、メールを手元にまとめて取り込むPOPで足りていた。今は会社のパソコン・スマートフォン・タブレットと複数の機器で同じメールを見るのが当たり前になり、どの機器から見ても同じ状態になるよう、メールをサーバ側に置いて管理するIMAPが広く使われるようになった。
具体例
Gmail のアカウントを iPhone の標準メールアプリに設定すると、IMAPで受信する。スマートフォンで読んだメールは、会社のパソコンのブラウザでGmailを開いても既読になっていて、スマートフォンで作ったフォルダへの振り分けもそのまま反映される。
試験での引っ掛け
送信と受信の取り違えが基本の引っ掛け。IMAPもPOPも「受信」用で、メールを送る・サーバ間で転送するのはSMTP。また、POPとIMAPの違いは「手元に取り込む(POP)」か「サーバに置いたまま見る(IMAP)」か。添付ファイルなどをメールで送れる形にするMIME(メールの添付・拡張の規格)や、ドメイン名とIPアドレスを対応づけるDNSを「受信のプロトコル」として紛れ込ませる選択肢にも注意。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問77(IPA)解説で登場
メールサーバに届いた電子メールをメールソフトで受け取るために使用されるプロトコルはどれか。
正解:POP3
要点:受信はPOP3(またはIMAP)、送信はSMTP
POP3は、メールサーバに保管されている自分あての電子メールを、メールソフトが取り出すために使うプロトコルである。送信や転送に使うのはSMTP、ドメイン名とIPアドレスの対応付けはDNS、Webの通信はHTTPが担う。
出典:平成25年度 春期 ITパスポート試験 問84(IPA)
PCで電子メールを読むときに、PCにメールをサーバからダウンロードするのではなくサーバ上で保管し管理する。未読管理やメールの削除やフォルダの振分け状態などが会社…
正解:IMAP4
要点:IMAP4はサーバ上で状態管理し複数端末で同じ表示
IMAP4は、メールをサーバ上に置いたまま操作するプロトコルで、既読・未読の状態やフォルダ分けもサーバ側で管理される。そのため複数の端末からアクセスしても同じ状態が見え、会社と自宅で使い分けても整合が取れる。
出典:平成26年度 春期 ITパスポート試験 問79(IPA)解説で登場
送信する電子メールの本文と添付ファイルを暗号化し、宛先に指定した受信者だけが内容を読むことができるようにしたい。このとき使用する技術として、最も適切なものはどれ…
正解:S/MIME
要点:メール本文と添付の暗号化はS/MIME
S/MIMEは、電子メールの本文や添付ファイルを公開鍵暗号方式で暗号化し、あわせてデジタル署名も付けられる規格である。受信者の公開鍵で暗号化するため、対応する秘密鍵を持つ本人だけが復号できる。APOPは受信時の認証、IMAPはサーバ上のメールを扱う受信プロトコル、SSLは通信経路の保護であり、メール本文そのものを宛先限定で守るものではない。
出典:平成28年度 秋期 ITパスポート試験 問85(IPA)
電子メールに関する説明のうち,適切なものはどれか。
正解:IMAP4は,メールサーバ上で管理されている電子メールを閲覧するためのプロトコルであり,PCとスマートフォンなど複数の端末で一つのメールアカウントを使用する場合は便利である。
要点:IMAP4はサーバ保存型の受信、POP3は取り込み型
IMAP4はメールをサーバ上に置いたまま閲覧・管理する受信プロトコルで、既読状態やフォルダ構成もサーバ側で保持される。そのためPCとスマートフォンなど複数の端末から同じアカウントを扱う用途に向く。POP3は受信、SMTPは送信のプロトコルで、MIMEはテキスト以外のデータを扱うための仕組みである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。