DMZとは?でぃーえむぜっと
略語の意味
DMZ=demilitarized zone
社内のネットワークとインターネットの間に、ファイアウォール(通してよい通信だけ通す壁)で区切って作る中間の区画。外に公開する Web などのコンピュータをここに置く
- demilitarized
- 軍隊を置かない・非武装の
- zone
- 地帯・区画
DMZとは、ファイアウォール(通してよい通信だけ通す壁)で区切られた、社内ネットワークにも外部にも属さない中間の区画で、DeMilitarized Zone(非武装地帯)の略。インターネットへ公開する必要のあるサーバをここに置き、外部からの通信はこの区画までで受け止める。万一そのサーバが乗っ取られても、そこから社内へ向かう通信は遮断されるため、被害が内部へ広がりにくい。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
公開サーバは誰でも接続できる以上、いつか破られる前提で考えるしかない。しかし社内ネットワークの中に置いていると、破られた時点で社内の資料や基幹システムまで手が届いてしまう。破られることを織り込んだうえで、被害の範囲をその区画に閉じ込めるために設けられた場所がDMZである。試験では、ファイアウォールの通信制御と組み合わせて構成図を読ませる形で問われる。
具体例
自社のWebサーバやメールの中継サーバ、取引先とファイルをやり取りするサーバをDMZに置く。ファイアウォールは、インターネットからDMZ宛ての通信は許可する一方、DMZから社内ネットワークへ向かう通信は原則として通さない設定にする。Amazon Web Servicesなどのクラウドでも、同じ考え方で公開用の区画を分ける。
試験での引っ掛け
「非武装地帯」という訳語から無防備な場所だと誤解しやすいが、実際は内外どちらからも切り離した緩衝地帯で、通信は厳しく制御される。置くのは公開が必要なサーバだけで、社内向けのファイルサーバやデータベースをここに置くのは誤り。DMZから内部へ向かう通信を原則遮断するという向きも問われる。
関連用語
出た過去問
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問100(IPA)
【中問D】A社では、インターネットサービスプロバイダ(以下、ISPという)のハウジングサービスを使って、WebサーバとデータベースサーバA(以下、DBサーバとい…
正解:VPNによってISPとA社をつなぎ、DBサーバに蓄えられた会員情報のファイルを定期的にFTPを使って転送する。
要点:公衆網を通す個人情報はVPNで経路ごと暗号化する。メール本文送信は不可
VPNは、インターネット上に暗号化された仮想的な専用線を設ける技術で、その中を通る通信は経路上で盗聴されても内容を読み取られない。FTP自体は通信内容を保護しないが、VPNの中で使えば安全に転送できる。電子メールの本文に個人情報を書いて送る方法は、経路上で保護されないため適切ではない。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問79(IPA)
企業内ネットワークからも、外部ネットワークからも論理的に隔離されたネットワーク領域であり、そこに設置されたサーバが外部から不正アクセスを受けたとしても、企業内ネ…
正解:DMZ
要点:DMZは公開サーバを隔離し内部への被害波及を防ぐ領域
DMZ(非武装地帯)は、内部ネットワークとインターネットのどちらからも切り離した中間の領域で、公開用のWebサーバやメールサーバをここに置く。仮に公開サーバが侵害されても、内部ネットワークへ直接侵入されにくくなる点が狙いである。
出典:平成30年度 春期 ITパスポート試験 問68(IPA)
企業のネットワークにおいて,DMZ(非武装地帯)ではなく,企業内LANに設置すべきサーバはどれか。
正解:社外秘の機密情報を格納するファイルサーバ
要点:外部公開不要な機密サーバはDMZでなく内部LANへ
DMZは、社外からのアクセスを受け付ける必要があるサーバを、内部LANから切り離して置くための区画である。公開Webサーバや外部からのメールを受けるサーバ、外部向けの名前解決を担うサーバはここに置く。これに対し、社外に公開する必要がなく、外部からアクセスされてはならない機密情報を保管するサーバは、内部LANに置いて外部から直接到達できないようにする。
出典:令和元年度 秋期 ITパスポート試験 問92(IPA)
外部と通信するメールサーバをDMZに設置する理由として、適切なものはどれか。
正解:メールサーバを踏み台にして、外部から社内ネットワークに侵入させないため
要点:DMZは公開サーバを隔離し内部への侵入を防ぐ
DMZは、インターネットと内部ネットワークのどちらからも切り離された緩衝領域である。外部と直接やり取りするメールサーバをここに置けば、仮にそのサーバが乗っ取られても、そこを足掛かりに内部ネットワークへ直接侵入されることを防ぎやすくなる。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 63. 情報セキュリティ対策・情報セキュリティ実装技術 > (1) 情報セキュリティ対策の種類に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。