FTPとは?エフティーピー
略語の意味
FTP=File Transfer Protocol
ネットワークを通してコンピュータどうしでファイルを送ったり受け取ったりするための約束ごと
- File
- ファイル
- Transfer
- 移すこと・転送
- Protocol
- 通信の約束ごと
FTPは、ネットワークを通じてコンピュータ間でファイルをやり取りするための通信プロトコル(通信の約束ごと)である。Webサイト運営者がサーバー(サービスを提供する側のコンピュータ)にHTML(Webページを書くための書式)のファイルや画像をアップロードする、あるいは大容量ファイルをダウンロードする際に広く使われてきた。ただし標準のFTPは通信内容が暗号化されないため、ID・パスワードや転送データが盗聴されるリスクがある。近年は、通信を暗号化する仕組みSSL/TLSを組み合わせたFTPS(FTP over SSL/TLS)や、暗号化した遠隔操作の仕組みSSHを使ったSFTP(SSH File Transfer Protocol)への置き換えが進んでいる。
最終更新:2026-10-10
この語が出る過去問を解く →背景
Webサイトを公開するには、ホームページのファイルをたくさん、相手のサーバーに置く必要がある。メールの添付は大きさに限りがあり、何度も繰り返す作業にも向かない。サーバーに接続して、ファイルを置いたり取り出したりするための決まりが別に求められ、それがFTPとして定められた。
具体例
Web制作会社が、作成したホームページのファイル一式をFTPクライアントソフトを使ってレンタルサーバーにアップロードし、公開する。
試験での引っ掛け
FTPとSFTPは名前が似ているが、SFTPはSSHの仕組みを使った別のプロトコルであり、暗号化の有無が大きく異なる点が問われやすい。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成24年度 秋期 ITパスポート試験 問100(IPA)
【中問D】A社では、インターネットサービスプロバイダ(以下、ISPという)のハウジングサービスを使って、WebサーバとデータベースサーバA(以下、DBサーバとい…
正解:VPNによってISPとA社をつなぎ、DBサーバに蓄えられた会員情報のファイルを定期的にFTPを使って転送する。
要点:公衆網を通す個人情報はVPNで経路ごと暗号化する。メール本文送信は不可
VPNは、インターネット上に暗号化された仮想的な専用線を設ける技術で、その中を通る通信は経路上で盗聴されても内容を読み取られない。FTP自体は通信内容を保護しないが、VPNの中で使えば安全に転送できる。電子メールの本文に個人情報を書いて送る方法は、経路上で保護されないため適切ではない。
出典:平成24年度 春期 ITパスポート試験 問60(IPA)
インターネットのファイル転送で使用されるanonymous FTPに関する記述として、適切なものはどれか。
正解:利用者固有のパスワードを使用せず、誰でも利用できるFTPである。
要点:anonymous FTPは固有パスワードなしで誰でも使えるFTP
anonymous FTPは、利用者IDに anonymous を指定し、パスワード欄にはメールアドレスなどを入れることで、個別のアカウントを持たない不特定多数がファイルを取得できるようにしたFTPの利用形態である。フリーソフトや公開文書の配布に使われてきた。
出典:平成25年度 秋期 ITパスポート試験 問65(IPA)
通信プロトコルの説明のうち、適切なものはどれか。
正解:FTPはファイル転送のプロトコルである。
要点:FTPは転送、DHCPは設定配布、NTPは時刻同期、POPは受信
FTPはファイルを転送するためのプロトコルである。DHCPはIPアドレスなどの設定情報をサーバから自動取得する仕組み、NTPは時刻を同期させるプロトコル、POPはメールサーバから受信箱のメールを取り出すプロトコルで、送信にはSMTPを用いる。
出典:令和7年度 秋期 ITパスポート試験 問60(IPA)
TCP/IPネットワークで用いられるプロトコルであるFTPの役割として、適切なものはどれか。
正解:ファイルをPC間で転送する。
要点:FTPはコンピュータ間でファイルを転送するプロトコル
FTPは、ネットワークを介してコンピュータ間でファイルを転送するためのプロトコルです。アップロードとダウンロードの双方に対応し、Webサイトのコンテンツを公開用サーバへ送る用途などで使われてきました。
出典・参考
公式シラバスの9 技術要素 > 59. 通信プロトコル > (2) 通信プロトコルに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。