配当金とは?はいとうきん
配当金とは、予定基礎率で見込んだ数値と実際の結果との差から生じた剰余を、契約者に還元するお金。原資は死差益・利差益・費差益の3つ(三利源)。配当のある有配当保険は保険料がやや高く、配当のない無配当保険は保険料が安い、という関係になる。
FP3級を最短で暗記・合格する →配当金の具体例は?
医療の進歩で予定より死亡者が少なければ死差益が出る。有配当の終身保険に入っている人は、こうした剰余が年1回積み立てられ、解約時や保険金支払時に上乗せされる。ただし運用環境によっては配当がゼロの年もある。
配当金は試験でどう引っ掛けられる?
配当金は支払いが約束されたものではない。「毎年必ずもらえる」は誤り。また、生命保険の配当金は保険料の一部が戻ってきたものとして扱われるため、生命保険料控除の対象額を計算するときは支払保険料から差し引く。
配当金と関連する用語は?
配当金が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問17(IPA)解説で登場
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問42(IPA)
下記の〈X社のデータ〉に基づいて計算したX社の配当性向は( ① )、配当利回りは( ② )である。〈X社のデータ〉株 価 : 2,000円1株当たり年間配当金 …
正解:① 40% ② 2%
要点:性向は利益で割る、利回りは株価で割る
配当性向は「もうけのうちどれだけを配当に回したか」を示す指標で、1株当たり年間配当金÷1株当たり純利益。40円÷100円=40%です。配当利回りは「株価に対して配当が何%か」を示し、1株当たり年間配当金÷株価。40円÷2,000円=2%になります。どちらも分子は配当金なので、分母が利益なら配当性向、株価なら配当利回り、と分母で見分けます。1株当たり純資産1,000円はPBRを求めるための数字で、この問題では使いません。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問6(IPA)解説で登場
下記<資料>に基づくWA株式会社とWB株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととする…
正解:株価収益率(PER)で比較した場合、株価はWA株式会社よりWB株式会社の方が割安である。
要点:PER・PBRは低いほど割安、高いほど割高
3つの指標をそれぞれ計算して比べます。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益は、WAが1,200円÷200円=6倍、WBが3,000円÷300円=10倍。PERは倍率が低いほど割安なので、WBの方が割高です。選択肢1は「WBの方が割安」と逆のことを言っているので不適切であり、これが正解になります。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産は、WAが0.8倍、WBが1.5倍でWBが割高。配当利回り=1株当たり年間配当金÷株価は、WAが25円÷1,200円≒2.08%、WBが50円÷3,000円≒1.67%でWBの方が低くなります。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問6(IPA)解説で登場
下記<資料>に基づくWA株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととし、計算結果について…
正解:株価収益率(PER)は60倍である。
要点:PERは利益、PBRは純資産で株価を割る
誤っているものを選ぶ問題です。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益=1,500÷200=7.5倍なので、60倍とする1が誤りで、これが答えです。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産=1,500÷1,800=0.8333…→0.83倍で正しい。配当性向=1株当たり年間配当金÷1株当たり当期純利益×100=25÷200×100=12.50%で正しい。分母が利益なのか純資産なのかで指標が変わるので、掛け違えないよう注意します。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問6(IPA)解説で登場
下記<資料>に基づくWA株式会社の投資指標の値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととする。
正解:株価純資産倍率(PBR)1.25倍 株価収益率(PER)10.0倍
要点:PBRの分母は純資産、PERの分母は利益
どちらも「株価が1株当たりの何かの何倍か」を見る指標で、分母が純資産ならPBR、利益ならPERと覚える。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産=2,500円÷2,000円=1.25倍。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益=2,500円÷250円=10.0倍。資料の1株当たり年間配当金50円は、配当利回りや配当性向を求めるときの数字で、ここでは使わない。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。