PER(株価収益率)とは?ぴーいーあーる
PER(株価収益率)とは、株価が1株当たり純利益(EPS)の何倍まで買われているかを示す指標。「株価÷1株当たり純利益」で計算する。同じ業種の他社や過去の水準と比べて、数値が低いほど利益に対して株価が割安、高いほど割高と判断される。
FP3級を最短で暗記・合格する →PER(株価収益率)の具体例は?
株価1,500円、当期純利益30億円、発行済株式数2,000万株の会社なら、1株当たり純利益は150円なのでPERは10倍。同業他社が20倍で取引されているなら、この会社は相対的に割安と見ることができる。
PER(株価収益率)は試験でどう引っ掛けられる?
「PERが高いほど割安」は誤り。低いほど割安。分母は純資産ではなく純利益(純資産を使うのはPBR)。また赤字の会社はPERを計算できない。単独の数値では判断できず、比較して初めて意味を持つ。
PER(株価収益率)と関連する用語は?
PER(株価収益率)が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問42(IPA)解説で登場
株式の投資指標のうち、( )は、株価を1株当たり純資産で除して算出される。
正解:PBR
要点:PBRは株価÷1株当たり純資産
PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産です。会社を今たたんだときに株主へ残る財産(純資産)に対して、株価が何倍かを見る指標で、1倍なら株価と解散価値が同じ、1倍割れは解散価値より安い状態を表します。似た指標のPER(株価収益率)は株価÷1株当たり純利益で、稼ぐ力に対する割高・割安を見るもの。ROE(自己資本利益率)は純利益÷自己資本で、株価を使いません。分母が何かで区別しましょう。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問6(IPA)
下記<資料>に基づくWA株式会社とWB株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととする…
正解:株価収益率(PER)で比較した場合、株価はWA株式会社よりWB株式会社の方が割安である。
要点:PER・PBRは低いほど割安、高いほど割高
3つの指標をそれぞれ計算して比べます。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益は、WAが1,200円÷200円=6倍、WBが3,000円÷300円=10倍。PERは倍率が低いほど割安なので、WBの方が割高です。選択肢1は「WBの方が割安」と逆のことを言っているので不適切であり、これが正解になります。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産は、WAが0.8倍、WBが1.5倍でWBが割高。配当利回り=1株当たり年間配当金÷株価は、WAが25円÷1,200円≒2.08%、WBが50円÷3,000円≒1.67%でWBの方が低くなります。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問6(IPA)
下記<資料>に基づくWA株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととし、計算結果について…
正解:株価収益率(PER)は60倍である。
要点:PERは利益、PBRは純資産で株価を割る
誤っているものを選ぶ問題です。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益=1,500÷200=7.5倍なので、60倍とする1が誤りで、これが答えです。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産=1,500÷1,800=0.8333…→0.83倍で正しい。配当性向=1株当たり年間配当金÷1株当たり当期純利益×100=25÷200×100=12.50%で正しい。分母が利益なのか純資産なのかで指標が変わるので、掛け違えないよう注意します。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問6(IPA)
下記<資料>に基づくWA株式会社の投資指標の値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととする。
正解:株価純資産倍率(PBR)1.25倍 株価収益率(PER)10.0倍
要点:PBRの分母は純資産、PERの分母は利益
どちらも「株価が1株当たりの何かの何倍か」を見る指標で、分母が純資産ならPBR、利益ならPERと覚える。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産=2,500円÷2,000円=1.25倍。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益=2,500円÷250円=10.0倍。資料の1株当たり年間配当金50円は、配当利回りや配当性向を求めるときの数字で、ここでは使わない。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。