PBR(株価純資産倍率)とは?ぴーびーあーる
PBR(株価純資産倍率)とは、株価が1株当たり純資産(BPS)の何倍かを示す指標。「株価÷1株当たり純資産」で計算する。会社が持っている財産の価値に対して株価が割高か割安かを見るもので、1倍が一つの目安とされ、低いほど割安と判断される。
FP3級を最短で暗記・合格する →PBR(株価純資産倍率)の具体例は?
株価800円、純資産500億円、発行済株式数5,000万株の会社なら、1株当たり純資産は1,000円でPBRは0.8倍。会社を解散して財産を分けたときの理論値より安く株が買える計算になる、という見方をする。
PBR(株価純資産倍率)は試験でどう引っ掛けられる?
PERと分母を取り違えやすい。PERは利益、PBRは純資産。またPBRが1倍を割っているから必ず買い得、とは限らない(利益が出ていない、資産の中身が古い、などの理由がある)。低いほど割安という向きは共通。
PBR(株価純資産倍率)と関連する用語は?
PBR(株価純資産倍率)が出た過去問は?
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問42(IPA)
株式の投資指標のうち、( )は、株価を1株当たり純資産で除して算出される。
正解:PBR
要点:PBRは株価÷1株当たり純資産
PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産です。会社を今たたんだときに株主へ残る財産(純資産)に対して、株価が何倍かを見る指標で、1倍なら株価と解散価値が同じ、1倍割れは解散価値より安い状態を表します。似た指標のPER(株価収益率)は株価÷1株当たり純利益で、稼ぐ力に対する割高・割安を見るもの。ROE(自己資本利益率)は純利益÷自己資本で、株価を使いません。分母が何かで区別しましょう。
出典:令和6年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問6(IPA)解説で登場
下記<資料>に基づくWA株式会社とWB株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととする…
正解:株価収益率(PER)で比較した場合、株価はWA株式会社よりWB株式会社の方が割安である。
要点:PER・PBRは低いほど割安、高いほど割高
3つの指標をそれぞれ計算して比べます。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益は、WAが1,200円÷200円=6倍、WBが3,000円÷300円=10倍。PERは倍率が低いほど割安なので、WBの方が割高です。選択肢1は「WBの方が割安」と逆のことを言っているので不適切であり、これが正解になります。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産は、WAが0.8倍、WBが1.5倍でWBが割高。配当利回り=1株当たり年間配当金÷株価は、WAが25円÷1,200円≒2.08%、WBが50円÷3,000円≒1.67%でWBの方が低くなります。
出典:令和7年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問6(IPA)解説で登場
下記<資料>に基づくWA株式会社の投資指標に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととし、計算結果について…
正解:株価収益率(PER)は60倍である。
要点:PERは利益、PBRは純資産で株価を割る
誤っているものを選ぶ問題です。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益=1,500÷200=7.5倍なので、60倍とする1が誤りで、これが答えです。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産=1,500÷1,800=0.8333…→0.83倍で正しい。配当性向=1株当たり年間配当金÷1株当たり当期純利益×100=25÷200×100=12.50%で正しい。分母が利益なのか純資産なのかで指標が変わるので、掛け違えないよう注意します。
出典:令和8年度 3級FP技能検定(ファイナンシャル・プランニング)試験 問6(IPA)
下記<資料>に基づくWA株式会社の投資指標の値の組み合わせとして、正しいものはどれか。なお、記載のない事項については一切考慮しないこととする。
正解:株価純資産倍率(PBR)1.25倍 株価収益率(PER)10.0倍
要点:PBRの分母は純資産、PERの分母は利益
どちらも「株価が1株当たりの何かの何倍か」を見る指標で、分母が純資産ならPBR、利益ならPERと覚える。PBR(株価純資産倍率)=株価÷1株当たり純資産=2,500円÷2,000円=1.25倍。PER(株価収益率)=株価÷1株当たり当期純利益=2,500円÷250円=10.0倍。資料の1株当たり年間配当金50円は、配当利回りや配当性向を求めるときの数字で、ここでは使わない。
出典・参考
最終更新:2026-08-30/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。