半導体メモリとは?はんどうたいめもり
半導体メモリとは、半導体のチップ(IC)の中の電子回路にデータを記憶する装置の総称。電源を切ると内容が消える揮発性のRAMと、電源を切っても内容が残る不揮発性のROMに大きく分かれる。RAMには、コンデンサに電荷をためて記憶し定期的な再書込み(リフレッシュ)が必要なDRAMと、電子回路のオン・オフの状態そのもので記憶するためリフレッシュが不要で、高速だが高価なSRAMがある。ROMには、製造時に内容を書き込むマスクROMのほか、電気的に消去・書換えができるEEPROMやフラッシュメモリがある。磁気ディスクや光ディスクと比べて、機械的に動く部分が無いのでアクセスが速い。
最終更新:2026-10-10
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初期のコンピュータは、小さな磁性体の輪に電線を通して記憶する磁気コアメモリなどを主記憶に使っており、大きく高価で、容量を増やしにくかった。1970年代に半導体の回路で記憶するメモリが安く大量に作れるようになると、主記憶は半導体メモリに置き換わった。その後、電源を切っても消えずに書き換えもできるフラッシュメモリが広がり、USBメモリやSSDのように、補助記憶の役割まで半導体メモリが担うようになった。
具体例
スマートフォンでは、アプリを動かすための作業領域(主記憶)にDRAMが、写真やアプリを保存しておく領域(ストレージ)にNAND型フラッシュメモリが使われている。電源を切ってもストレージの写真が残るのはフラッシュメモリが不揮発性だからで、主記憶の中身は再起動で消える。DRAMは韓国のサムスン電子やSK hynix、米国のMicron Technologyなどが、NAND型フラッシュメモリは日本のキオクシアなどが製造している。CPUの中のキャッシュメモリには、DRAMより高価だが高速なSRAMが使われる。
試験での引っ掛け
DRAMとSRAMの特徴を入れ替えた選択肢が定番である。リフレッシュが必要で安価・大容量なのがDRAM(主記憶に使う)、リフレッシュ不要で高速・高価なのがSRAM(キャッシュメモリに使う)。フラッシュメモリは「ROM」の仲間に分類されるが、電気的に書き換えられる点に注意する。揮発性は「電源を切ると消える」性質で、書き換えられるかどうかとは別の軸である。また「半導体メモリのアクセス速度の向上が著しいので、キャッシュメモリの必要性は減っている」という記述は誤り。CPUの処理速度と主記憶の速度の差は今も大きく、キャッシュメモリはその差を埋めるために使われ続けている。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。