DRAMとは?でぃーらむ
DRAMとは、コンデンサに電荷をためた状態で1ビットを記憶する揮発性メモリ。1ビットをトランジスタ1個とコンデンサ1個程度で作れるため、安く大容量にでき、PCやスマートフォンの主記憶に使われる。電荷は時間とともに抜けるので、一定周期で読み直して書き戻すリフレッシュ動作が欠かせない。
最終更新:2026-10-09
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主記憶にはギガバイト単位の容量が要るので、1ビットあたりの部品数と単価が最優先になる。フリップフロップ(1ビットを保ち続ける回路)で保持するSRAMは高速だが1ビットに6個程度のトランジスタを使い、同じ面積では容量が稼げない。そこで速度はSRAMのキャッシュに任せ、容量はDRAMが担うという役割分担ができた。記憶階層の考え方そのものである。
具体例
デスクトップPCに挿すDIMM、ノートPCのSO-DIMM、スマートフォンに載るLPDDRは、いずれも中身はDRAM。同じチップ面積ならSRAMより何倍もの容量を確保できるため、主記憶の増設はこの部品を足すことになる。
試験での引っ掛け
Dynamicは「動作が速い」という意味ではない。「放っておくと内容が消えるので動的な保持動作が要る」という意味で、速度はSRAMより遅い。リフレッシュが不要なのはSRAMのほう。電源を切っても消えないフラッシュメモリとも系統が違う。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成28年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問22(IPA)解説で登場
メモリセルにフリップフロップ回路を利用したものはどれか。
正解:SRAM
要点:SRAMはフリップフロップ式でリフレッシュ不要。DRAMはコンデンサ式
SRAMは1ビットを複数のトランジスタで構成したフリップフロップ回路で保持するため、電源が供給されている間はリフレッシュ動作が不要で高速に読み書きできる。その分ビットあたりの回路規模が大きく、大容量化やコスト面では不利で、主にキャッシュメモリに使われる。
出典:平成29年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問21(IPA)解説で登場
コンデンサに蓄えた電荷の有無で情報を記憶するメモリはどれか。
正解:SDRAM
要点:DRAM(SDRAM)はコンデンサの電荷で記憶しリフレッシュが必要
DRAM系のメモリはコンデンサ(キャパシタ)に電荷を溜めるかどうかで1ビットを表す。SDRAMはクロックに同期して動作するDRAMなので、記憶原理はコンデンサの電荷である。電荷は自然に抜けるため、定期的なリフレッシュが必要になる点がSRAMとの大きな違いである。
出典:平成30年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問21(IPA)
DRAMの説明として,適切なものはどれか。
正解:リフレッシュ動作が必要なメモリであり,PCの主記憶として用いられる。
要点:DRAMはコンデンサ式でリフレッシュが要る主記憶用メモリ
DRAMはコンデンサに電荷を蓄えて1ビットを表すため、放置すると電荷が抜けてしまう。そこで一定周期で内容を読み直して書き戻すリフレッシュ動作が必要になる。構造が単純で大容量化しやすく安価なので、PCの主記憶に使われる。
出典:令和元年度 秋期 基本情報技術者試験 午前 問20(IPA)
DRAMの特徴はどれか。
正解:メモリセル構造が単純なので高集積化することができ、ビット単価を安くできる。
要点:DRAMは構造が単純で安価・大容量、ただしリフレッシュ必須の揮発性
DRAMは1ビットを1個のトランジスタとコンデンサで構成できるため回路が単純で、同じ面積により多くのビットを詰め込める。その結果1ビットあたりの単価が安く、主記憶として大容量化に向く。一方でコンデンサの電荷は時間とともに抜けるので定期的なリフレッシュが必須で、電源を切れば内容は失われる揮発性メモリである。
出典:令和4年度 公開問題 基本情報技術者試験 科目A 問19(IPA)
DRAMの特徴はどれか。
正解:メモリセル構造が単純なので高集積化することができ、ビット単価を安くできる。
要点:DRAMは構造が単純で大容量・安価だがリフレッシュが必要
DRAMは1ビットをコンデンサ1個とトランジスタ1個という単純な構造で記憶するため、同じ面積に多くのビットを詰め込める。その結果、大容量のものを安く作れるので主記憶に使われる。反面、電荷が抜けるため定期的なリフレッシュが必要で、電源を切れば内容は失われる。
出典・参考
公式シラバスの2 コンピュータシステム > 2. メモリ > (1) メモリの種類と特徴に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。