ポート番号とは?ぽーとばんごう
ポート番号とは、同じホスト上のどのアプリケーションへ渡すかを識別する16ビットの番号。TCP/UDPのヘッダに送信元・宛先の対で入り、IPアドレスと組み合わせて通信の相手を一意に決める。0〜1023がウェルノウン、1024〜49151が登録済み、49152〜65535が動的・私用の範囲で、機器側に待受けを立てるときはこの区分に従う。
最終更新:2026-10-06
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IPアドレスだけでは宛先がホストまでしか決まらず、1台で複数のサービスを同時に提供できない。番号を一段足して多重化したことで、小さなTCP/IPスタックを載せたMCUでも、保守用のシェルと制御用のプロトコルを1本の物理ポートで並行して提供できるようになった。組込みでは待受けを増やすほど攻撃面と常駐メモリが増えるため、開ける番号は数えて設計する対象でもある。
具体例
産業機器ではModbus/TCPが502番、EtherNet/IPが44818番、IoT機器のMQTTが1883番(TLSありは8883番)、制約機器向けのCoAPがUDPの5683番と規格側で定められている。機器仕様書にこの待受け一覧を載せ、設置先のファイアウォール設定の根拠にする。
試験での引っ掛け
TCPの502番とUDPの502番は別の口で、片方だけ閉じても塞いだことにならない。またクライアント側の送信元ポートは動的範囲から自動で選ばれるので、戻りの通信を「502番宛だけ許可」と書くと通らない。デバッグ用に開けた待受けを量産版で閉じ忘れる事故も定番。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(IPA)解説で登場
TCPヘッダとUDPヘッダの両方にあるフィールドはどれか。
正解:チェックサム
要点:TCPとUDPに共通するヘッダ項目はチェックサム
UDPヘッダは、送信元ポート番号、宛先ポート番号、データ長、チェックサムの4つだけで構成される簡素なものである。TCPヘッダにもチェックサムがあるので、両方に共通して存在するのはこれになる。順序制御や再送制御に関わるフィールドはTCPだけが持ち、IPアドレスはそもそも上位のIPヘッダ側にある。
出典・参考
高度試験 午前I(高度午前I 相当)のシラバスの3 技術要素 > 3. 通信プロトコル > (1) プロトコルとインタフェースに掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。