共通鍵暗号とは?
共通鍵暗号とは、暗号化と復号に同じ鍵を使う方式。処理が高速で組込み機器の負荷が小さいが、通信相手ごとに異なる鍵を安全に共有する必要がある。代表的な方式はAES。
エンベデッドシステムスペシャリスト試験の過去問では5回出題されています(2017年度〜2021年度)。
きょうつうかぎあんごう
共通鍵暗号の意味
暗号化と復号に同じ鍵を使う方式。処理が高速で組込み機器の負荷が小さいが、通信相手ごとに異なる鍵を安全に共有する必要がある。代表的な方式はAES。
共通鍵暗号の具体例
n人が互いに通信する場合に必要な鍵の総数は n(n−1)÷2 で、人数の2乗に比例して増える。10人なら45個。
共通鍵暗号は試験でどう引っ掛けられる?
共通鍵暗号と関連する用語
共通鍵暗号が出た過去問
共通鍵暗号方式において、100人の送受信者のそれぞれが、相互に暗号化通信を行うときに必要な共通鍵の総数は幾つか。
正解:4,950
要点:共通鍵の総数はn(n−1)/2、人数の2乗で増える
共通鍵暗号では、通信する2者ごとに固有の鍵を用意する必要があるため、必要な鍵の数は人数から2人を選ぶ組合せの数になる。100人なら100×99÷2で4,950個となる。人数の2乗に比例して増えるので、大規模になるほど鍵の配送と管理が破綻しやすく、公開鍵暗号を併用する動機になる。
出典:平成29年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問18(IPA)暗号方式のうち、共通鍵暗号方式はどれか。
正解:AES
要点:AESが共通鍵暗号、RSAやECCは公開鍵暗号
共通鍵暗号は暗号化と復号に同じ鍵を用いる方式で、処理が高速なため大量データの暗号化に使われる。AESはDESの後継としてNISTが標準化したブロック暗号で、共通鍵暗号の代表例である。残りの3つはいずれも公開鍵と秘密鍵の対を使う公開鍵暗号方式に属する。
出典:平成30年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問19(IPA)共通鍵暗号方式において、100人の送受信者のそれぞれが、相互に暗号化通信を行うときに必要な共通鍵の総数は幾つか。
正解:4,950
要点:共通鍵の必要数はn(n-1)/2で人数の2乗に比例して増える
共通鍵暗号方式では通信する2者ごとに固有の鍵が必要になるため、必要な鍵の数はn人から2人を選ぶ組合せの数n(n-1)/2で求められる。n=100なら100×99÷2=4,950本となる。人数の2乗に比例して増えるこの鍵管理の負担が、公開鍵暗号方式を併用する動機の1つである。
出典:令和1年度 春期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問18(IPA)公開鍵暗号方式を使った暗号通信をn人が相互に行う場合、全部で何個の異なる鍵が必要になるか。ここで、一組の公開鍵と秘密鍵は2個と数える。
正解:2n
要点:公開鍵暗号はn人でも鍵は2n個で済む
公開鍵暗号方式では、各人が自分専用の公開鍵と秘密鍵の対を1組もてばよく、通信相手が増えても自分の鍵を増やす必要はない。n人が相互に通信する場合、1人当たり2個の鍵でn人分なので合計2n個となる。相手ごとに鍵が必要でn(n-1)/2個を要する共通鍵暗号方式と比べ、鍵管理の負担が小さいのが利点である。
出典:令和2年度 10月 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問16(IPA)共通鍵暗号方式において、100人の送受信者のそれぞれが、相互に暗号化通信を行うときに必要な共通鍵の総数は幾つか。
正解:4,950
要点:共通鍵の必要数はn(n-1)/2で人数の2乗に比例して増える
共通鍵暗号方式では通信する2者ごとに固有の鍵が必要になるため、必要な鍵の数はn人から2人を選ぶ組合せの数n(n-1)/2で求められる。n=100なら100×99÷2=4,950本となる。人数の2乗に比例して増えるこの鍵管理の負担が、公開鍵暗号方式を併用する動機の1つである。
出典:令和3年度 秋期 エンベデッドシステムスペシャリスト試験 am2 問16(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。