ファクトテーブルとは?ファクトテーブル
ファクトテーブルとは、データウェアハウスの中心に置き、売上金額や数量といった測定値(メジャー)と、各ディメンションへの外部キーだけを並べた表。列は少ないが1明細=1行で積み上がるため行数が桁違いに多くなり、1行の桁数をいかに小さく保つか、どの列で区分化するかが物理設計の主題になる。
最終更新:2026-10-06
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正規化されたOLTP用のスキーマに分析の問合せを流すと、マスタを何段も結合したうえで数千万行を集計することになり、業務処理と資源も奪い合う。一方で分析側の問いは「いつ・どこで・何が・いくら」という定型に収まる。そこで測定値だけを持つ表と切り口を持つ表に役割を分け、結合の段数を1段に固定する構造が採られた。db試験では、更新性能より集計性能を優先して非正規化する判断がどこまで許されるかとして問われる。
具体例
コンビニの単品管理のような分析基盤では、レシート明細1行をそのまま1行に落とし、金額・数量と商品/店舗/日付の外部キーだけを持たせる。Amazon RedshiftやGoogle BigQueryのような列指向の基盤に日付で区分化して格納しておけば、3年で6億行に育っても月次の集計は該当区分だけを読めば済む。
試験での引っ掛け
ディメンションとの見分けは行数ではなく、まず何を持っているかで付ける。メジャーと外部キーだけならファクト、商品名や地域階層のような説明的な属性を持つならディメンション。そのうえで行数が桁違いに多いのはファクト側、列数が多いのはディメンション側であり、この大小を入れ替えた選択肢が定番の誤り。
関連用語
出た過去問
出典:令和6年度 秋期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
スタースキーマでモデル化し、一定期間内に発生した取引などを分析対象データとして格納するテーブルはどれか。
正解:ファクトテーブル
要点:スタースキーマの中心=実績を持つファクトテーブル
スタースキーマは、分析対象となる数値(売上金額や数量など)を中心のテーブルに置き、その周囲に分析の切り口となるテーブルを放射状に配置する構造である。中心にある明細・実績を保持するテーブルをファクトテーブルと呼び、期間内に発生した取引がここに蓄積される。切り口側のテーブルはディメンションテーブルである。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。