OLAPとは?オーラップ
OLAPとは、多次元に整理したデータに対し、集計の軸や粒度を対話的に変えながら分析する処理形態。商品・地域・期間のような軸(ディメンション)と売上や件数といった数値(ファクト)で組んだ立方体を用意し、スライス・ダイス・ドリルダウン・ロールアップといった決まった型の操作で切り口を変える。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
業務用のテーブルは1件の登録・更新を速くするために正規化されているので、そのまま集計すると多数の結合と全件走査が必要になり、人が考えながら操作できる速さにならない。求められるのは1件の正確な更新ではなく、大量の行を読んで足し上げる処理であり、要求が正反対である以上、器も分けるほうが理にかなう。この分業がデータウェアハウスとOLAPの成り立ちにあたる。
具体例
Microsoft SQL Server Analysis ServicesやOracle Essbaseが代表的な実装で、近年はGoogle BigQueryのような列指向の基盤上で同じ操作を行う形も一般化した。列単位でまとめて読む格納方式は、特定の数列だけを全行にわたって足す処理と相性がよい。
試験での引っ掛け
日々の業務処理(OLTP)とは、更新頻度・扱うデータ量・応答要件のいずれもが対照的である。設計の向きも逆で、OLTPが正規化して重複を排すのに対し、OLAPのスタースキーマは結合を減らすために意図的に非正規化する——「正規化されているほど良い設計」という感覚のまま答えると誤る。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(IPA)
OLAPによって、商品の販売状況分析を商品軸、販売チャネル軸、時間軸、顧客タイプ軸で行う。データ集計の観点を、商品、販売チャネルごとから、商品、顧客タイプごとに…
正解:ダイス
要点:ダイスは分析の軸そのものを入れ替える操作
ダイスは、多次元データを見るときに分析の軸そのものを別の軸へ入れ替える操作である。ここでは販売チャネル軸を顧客タイプ軸に差し替えており、集計の粒度は変えずに切り口だけを変えているのでダイスにあたる。
出典:令和2年度 10月試験 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(IPA)
OLAPによって、商品の販売状況分析を商品軸、販売チャネル軸、時間軸、顧客タイプ軸で行う。データ集計の観点を、商品、販売チャネルごとから、商品、顧客タイプごとに…
正解:ダイス
要点:ダイスは分析の軸を別の次元へ切り替える操作
OLAPのダイスは、多次元データを見る際に分析の軸(切り口)そのものを別の次元へ入れ替える操作である。設問は販売チャネル軸を顧客タイプ軸へ差し替えており、集計の粒度は変えずに軸を変更しているのでダイスに当たる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。