JIS Q 31000とは?じすきゅーさんまんいっせん
JIS Q 31000とは、リスクへの取組みを、原則・枠組み・プロセスの三層で示した日本産業規格(JIS Q 31000:2019、対応国際規格ISO 31000:2018)。ここでのリスクは「目的に対する不確かさの影響」と定義される。監査で問われるのは手順を回しているかではなく、組織が置いた物差しそのものが妥当で、部門をまたいで同じように使われているかである。
最終更新:2026-10-06
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リスクの物差しが部門ごとに違えば、集めた評価結果を並べても優先順位を決められない。用語と手順を共通化し、組織全体を一つの基準に揃えるための指針として整備された。監査人の側から見れば、被監査部門が「重要度は中」と自己評価した根拠を、規格に沿った基準と照らして検証できる足場が得られたことになる。
具体例
監査人はシステム部門のリスク登録簿を取り寄せ、そこに書かれた影響度と発生可能性の刻みが全社の基準と同じものかを照合する。対応済みとされた項目については、残ったリスクを受け入れると決めた記録まで遡り、その判断に権限のある者の承認が付いているかを確かめる。
試験での引っ掛け
この規格でいうリスクには、望ましい方向の振れも入る。損失だけを数える読み方は定義から外れる。もう一つ、これは手引きであって認証の対象ではない。JIS Q 27001と同じ感覚で認証取得の有無を確かめにいくと、そもそも成り立たない検証になる。
関連用語
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。