ホットスタンバイ・コールドスタンバイとは?ほっとすたんばい
ホットスタンバイ・コールドスタンバイとは、システム停止に備えて予備機を持つときの、待機のさせ方の違い。通電したまま本番とデータを同期させ、障害の検知から短時間で引き継ぐのがホットスタンバイ。電源を落として保管し、必要になってから起動と設定を行うのがコールドスタンバイ。目標復旧時間と維持費用のどちらを優先するかで選ぶ。
最終更新:2026-10-06
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二重化は安心だが、同じ機器をもう一台常時動かせば電気代も保守費もライセンス費も二重にかかる。かといって止まってから調達していては数日を要する業務もある。「どこまでの停止なら耐えられるか」を業務ごとに決め、それに見合う待機の深さを選ぶという考え方から、段階のある方式が整理された。中間にウォームスタンバイが置かれる。
具体例
クラウド事業者の可用性メニューも同じ考え方に沿う。Amazon RDSのマルチAZ配置は待機系を別の場所で通電しておき自動で切り替えるホット寄りの構成、スナップショットから復元する運用はコールド寄りにあたる。24時間止められない受発注系は前者、月末だけ使う集計系は後者を選ぶ。
試験での引っ掛け
ホットが常に正解ではない。RTO(目標復旧時間)が翌営業日でよい業務に常時待機を用意するのは費用の無駄で、業務の重要度との釣り合いで選ぶのが解答になる。またホット構成でも同期の方式によっては直前の更新が失われるため、RPO(目標復旧時点)は別に検討する必要がある。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問44(IPA)解説で登場
ホットスタンバイ方式を採用したシステム構成の特徴はどれか。
正解:現用系が故障すると、動作状態にある待機系に自動で迅速に切り替える。故障が発生したことを利用者に感じさせないような切替えが実現できる。
要点:ホットスタンバイは待機系を常時動かし自動で即切替え
ホットスタンバイは、待機系を現用系と同じ状態で動作させ続けておき、現用系の故障時に自動で即座に切り替える構成である。切替えが速く利用者への影響が小さい半面、待機系を常時稼働させるためコストが高い。待機系を停止しておくコールドスタンバイや、待機系で別処理を行うウォームスタンバイとの違いを押さえたい。
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問42(IPA)解説で登場
一方のコンピュータが正常に機能しているときには、他方のコンピュータが待機状態にあるシステムはどれか。
正解:デュプレックスシステム
要点:デュプレックスは現用系稼働中に他方が待機する構成
デュプレックスシステムは、現用系が正常に稼働している間、もう一方を待機させておき、障害時に待機系へ切り替えて処理を続ける構成である。待機系を止めておくコールドスタンバイと、別業務などを行わせておく形態がある。二重に同じ処理を行わせるデュアルシステムとは区別する。
出典・参考
公式シラバスの6 サービスマネジメント > 2 サービスマネジメントシステムの計画及び運用 > サービス可用性管理,サービス継続管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。