課金方式(従量課金・逓減課金)とは?かきんほうしき
課金方式(従量課金・逓減課金)とは、サービスの利用料を、利用した量に応じて算定する方式。量に単価を掛ける従量課金のほか、量が増えるほど単位あたりの単価が下がる逓減課金、一定量までは定額でその先を従量にする方式などがある。何を測って課金の基準(メトリック)とするかを決めることが、方式の設計そのものになる。
最終更新:2026-10-06
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情報システムの費用を利用部門へ配賦するとき、頭数で割ると、ほとんど使わない部門が重い負担を背負い、大量に使う部門は使い放題になる。使った分だけ払う形にすれば負担は公平になるが、請求額が読めず予算が立てにくい。この公平さと予測しやすさの綱引きを、どこで折り合わせるかが方式の違いとして現れる。
具体例
Amazon Web ServicesやMicrosoft Azureの料金表は、保存容量・通信量・実行時間といった基準ごとに単価を並べ、月間の利用量が一定を超えると単価が下がる段階を設けている。導入を検討する側は、想定する利用量を当てはめ、複数の方式で請求額を試算して比べる。
試験での引っ掛け
逓減課金では単価は下がるが、累計の請求額そのものが減るわけではない。グラフは右上がりのまま傾きが緩やかになる曲線で、途中から下向きになる線ではない。また従量課金は使わなければ安い一方、想定外の利用が跳ねたときの上限が無い点も設問になる。
関連用語
出た過去問
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問43(IPA)
ITサービスにおけるコンピュータシステムの利用に対する課金を逓減課金方式で行うときのグラフはどれか。ここで,グラフの縦軸は累計の課金額を示す。
正解:使用量の増加とともに傾きが徐々に緩やかになりながらも増加し続ける(上に凸の)右上がりの折れ線
要点:逓減課金は使用量が増えるほど単価が下がり傾きが緩む
逓減課金方式は、使用量が増えるほど単位当たりの単価が下がる方式である。累計課金額のグラフでは、増加は続くものの傾きが次第に緩やかになる形になる。上限が設けられて水平になるわけではない点に注意する。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問23(IPA)
従量課金制のクラウドサービスにおけるEDoS(Economic Denial of Service,又はEconomic Denial of Sustainab…
正解:クラウドサービス利用者の経済的な損失を目的に,リソースを大量消費させる攻撃
要点:EDoSは従量課金を膨らませて経済的損失を与える攻撃
EDoS攻撃は、従量課金制のクラウドで大量のリソースを消費させ、利用者に高額な課金を発生させて経済的損害を与える攻撃である。従来のDoS攻撃がサービス停止を狙うのに対し、EDoSはサービスが自動的にスケールして動き続けるがゆえに請求額が膨らむ点を突く。オートスケールの上限設定や課金アラートが対策となる。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。