DoS攻撃・DDoS攻撃とは?
DoS攻撃・DDoS攻撃とは、サーバやネットワークに大量の処理要求を送りつけ、正常なサービス提供を妨害する攻撃。単一の発信元から行うものがDoS攻撃、ボットネットなど多数の端末から一斉に行うものがDDoS攻撃である。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では4回出題されています(2016年度〜2022年度)。
どすこうげき・でぃーどすこうげき
DoS攻撃・DDoS攻撃の意味
サーバやネットワークに大量の処理要求を送りつけ、正常なサービス提供を妨害する攻撃。単一の発信元から行うものがDoS攻撃、ボットネットなど多数の端末から一斉に行うものがDDoS攻撃である。
DoS攻撃・DDoS攻撃の具体例
ボットネットを構成する多数の感染端末から特定のWebサイトへ一斉にアクセスを集中させ、サーバをダウンさせて利用不能にする事例がある。
DoS攻撃・DDoS攻撃は試験でどう引っ掛けられる?
情報の窃取や改ざんではなく「可用性の侵害(サービスを止めること)」が目的である点が、他の攻撃と目的の面で異なる。
DoS攻撃・DDoS攻撃と関連する用語
DoS攻撃・DDoS攻撃が出た過去問
情報の“完全性”を脅かす攻撃はどれか。
正解:Webページの改ざん
要点:改ざんは完全性、盗聴は機密性、DoSは可用性への脅威
完全性とは、情報が正確かつ完全であり、不正に書き換えられていない性質をいう。Webページの改ざんは情報の内容そのものを不正に書き換える行為なので、完全性を直接脅かす。一方、盗聴や不正コピーは内容を変えずに漏らす行為で機密性への脅威、DoS攻撃は利用できなくする行為で可用性への脅威であり、三つの要素を整理して区別したい。
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問21(IPA)ボットネットにおけるC&Cサーバの役割として,適切なものはどれか。
正解:侵入して乗っ取ったコンピュータに対して,他のコンピュータへの攻撃などの不正な操作をするよう,外部から命令を出したり応答を受け取ったりする。
要点:C&Cサーバはボットへ指令を出す攻撃者側の司令塔
C&C(コマンド&コントロール)サーバは、マルウェアに感染して乗っ取られた多数の端末(ボット)に対して指令を送り、実行結果を受け取る司令塔である。攻撃者はこのサーバを介して、DDoS攻撃や情報の外部送信などをボットに一斉に実行させる。したがって、C&Cサーバとの通信を検知・遮断することがボットネット対策の要点となる。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問14(IPA)従量課金制のクラウドサービスにおけるEDoS(Economic Denial of Service,又はEconomic Denial of Sustainab…
正解:クラウドサービス利用者の経済的な損失を目的に,リソースを大量消費させる攻撃
要点:EDoSは従量課金を膨らませて経済的損失を与える攻撃
EDoS攻撃は、従量課金制のクラウドで大量のリソースを消費させ、利用者に高額な課金を発生させて経済的損害を与える攻撃である。従来のDoS攻撃がサービス停止を狙うのに対し、EDoSはサービスが自動的にスケールして動き続けるがゆえに請求額が膨らむ点を突く。オートスケールの上限設定や課金アラートが対策となる。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問23(IPA)攻撃者が、多数のオープンリゾルバに対して、“あるドメイン”の実在しないランダムなサブドメインを多数問い合わせる攻撃(ランダムサブドメイン攻撃)を仕掛け、多数のオ…
正解:“あるドメイン”を管理する権威DNSサーバに対して負荷が掛かる。
要点:ランダムサブドメイン攻撃は権威DNSを過負荷にする
実在しないランダムなサブドメインへの問い合わせはキャッシュに存在しないため、オープンリゾルバは必ずそのドメインの権威DNSサーバへ問い合わせを転送する。これが多数のリゾルバから一斉に行われることで、権威DNSサーバに大量の問い合わせが集中し、応答不能に陥る。すなわち権威DNSサーバを標的としたDDoS攻撃の一種である。
出典:令和4年度 s 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問18(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。