ビジネスメール詐欺(BEC)とは?びじねすめーるさぎ
ビジネスメール詐欺(BEC)とは、経営者や取引先になりすましたメールで担当者を欺き、攻撃者が用意した口座へ送金させる詐欺。事前に社内のやり取りを盗み見て実在の案件名や担当者名を使うため文面に不自然さが少なく、マルウェアを使わないので技術的な検知が効きにくい。
最終更新:2026-10-06
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金銭を得るだけなら、システムを壊すより「支払う権限を持つ人に払わせる」ほうが速い。経理は督促や役員の指示に応じるのが仕事なので、急ぎと権威を装った文面が通りやすい構造にある。だから対策の中心は製品ではなく、振込先の変更や高額支払いに対する承認手続と、別経路での確認という規程側の設計になる。
具体例
海外出張中の社長を装い「秘密の案件なので他言せず今日中に送金してほしい」と経理担当者へ依頼する型が代表例で、IPAも継続して注意喚起を出している。取引先を装って請求書の振込先口座だけを変更するよう伝えてくる型もある。
試験での引っ掛け
マルウェアも脆弱性も使わないため、対策ソフトの導入や修正プログラムの適用では止まらない。不特定多数からIDを釣るフィッシングと違い、特定企業の実在する取引を狙う点が区別される。防御は電話など別手段での確認と、振込先変更時の二重承認という運用側の仕掛けに置く。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問1(IPA)
BEC(Business E-mail Compromise)に該当するものはどれか。
正解:巧妙なだましの手口を駆使し、取引先になりすまして偽の電子メールを送り、金銭をだまし取る。
要点:BECは取引先等になりすました偽メールで送金させる金銭詐欺
BEC(ビジネスメール詐欺)は、経営者や取引先になりすました偽の電子メールで担当者をだまし、攻撃者の口座へ送金させて金銭を詐取する攻撃である。技術的な脆弱性ではなく業務プロセスと人の判断を狙う点が特徴で、送金手続の多重承認や電話など別経路での確認が有効な対策になる。
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問13(IPA)
BEC(Business E-mail Compromise)に該当するものはどれか。
正解:巧妙なだましの手口を駆使し、取引先になりすまして偽の電子メールを送り、金銭をだまし取る。
要点:BECは取引先を装う偽メールでの送金詐欺
BECはビジネスメール詐欺と訳され、取引先や自社の経営層になりすました偽のメールで、送金先の変更などを指示して金銭をだまし取る攻撃である。マルウェアを使わず、業務のやり取りを調べた上で自然な文面を送るため、技術的な検知が効きにくい。対策としては、送金手続きにメール以外の経路での確認を組み込む運用が有効である。
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 1 情報セキュリティ > 脅威に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。