パッチ管理・セキュリティパッチとは?ぱっちかんり・せきゅりてぃぱっち
パッチ管理・セキュリティパッチとは、脆弱性を修正する更新プログラムを、把握・評価・適用・確認の順で管理する運用。部門のリーダーは、自部門が使う機器とソフトの一覧をもとにパッチ情報を受け取り、組織が定めたパッチ適用基準に照らして緊急度を判断し、業務を止める時間帯を調整したうえで、部門のメンバーに適用を促す役割を負う。
最終更新:2026-10-06
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脆弱性は公表された瞬間から、攻撃する側にも「どこが弱いか」を教えることになる。修正が出てから当てるまでの時間がそのまま危険な期間になる。一方で更新は業務用のソフトを動かなくすることがあり、全社へ一斉に当てるわけにもいかない。この綱引きを個別の判断に委ねると誰も決められなくなるので、どの資産にいつまでに当てるかを基準として先に決め、そこから外れるものだけを個別に諮る形になった。
具体例
Microsoftは毎月第2火曜(日本時間の水曜)に月例の更新をまとめて公開する。部門では公開の当日に対象の機器を洗い出し、業務に影響が出そうな専用ソフトが載る端末だけ先に検証し、残りは適用基準に定めた期限内に当てさせる。適用しないと決めたものは、理由と代わりの対策を記録に残す。
試験での引っ掛け
修正プログラムがまだ存在しない期間を突くゼロデイ攻撃は、この管理をいくら徹底しても防げない。そこは別の管理策で埋める。逆に「一刻も早く当てるのが正解」と考えるのも誤りで、業務が止まる恐れのあるものは適用前の検証と適用後の動作確認まで含めて初めて管理といえる。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問17(IPA)解説で登場
A社では,利用しているソフトウェア製品の脆弱性に対して,ベンダから提供された最新のセキュリティパッチを適用することを決定した。ソフトウェア製品がインストールされ…
正解:ソフトウェア製品の名称やバージョン,それらが導入されている機器の所在,IPアドレスを管理するIT資産管理システム
要点:パッチ管理の前提は資産と導入バージョンの正確な把握
パッチの適用漏れを防ぐには、まず「どの機器にどの製品のどのバージョンが入っているか」を正確に把握できていることが前提となる。IT資産管理システムで導入製品とバージョン、機器の所在やIPアドレスを一元管理すれば、対象機器を漏れなく洗い出し、適用状況を追跡できる。
出典・参考
公式シラバスの〔要求される技能〕 > 6部門の情報システム利用時の情報セキュリティの確保 > 6-5脆弱性管理に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。