VDI(仮想デスクトップ)とは?ぶいでぃーあい
VDI(仮想デスクトップ)とは、業務用のデスクトップ環境をサーバ側に集約し、手元の端末へは画面の情報だけを転送して操作させる仕組み。データもアプリもサーバ側に留まるため、端末を紛失・盗難されても中身が持ち出されない点が、情報漏えい対策として問われる。
最終更新:2026-10-06
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持ち出したPCの紛失は最も起きやすい事故だが、業務の都合上「持ち出させない」では解決しない。端末をデータの入れ物ではなく画面を映す窓にしてしまえば、失うのは機器だけで済む。更新やソフトの導入もサーバ側でまとめて行えるため端末ごとのばらつきが減る一方、回線やサーバが止まると全員が同時に業務を止める形になり、可用性の設計が要点になる。
具体例
在宅勤務で社員の端末には画面だけを映し、資料の保存も印刷もサーバ側の制御下に置く使い方が代表例。自治体や金融機関では、インターネットの閲覧だけを分離した環境で行わせ、業務端末に直接ファイルを取り込ませない構成も広がっている。
試験での引っ掛け
端末側にデータの実体が残らないという前提を、端末にデータがある前提で遠隔ロックや遠隔消去を行うMDMと混同しない。画面転送であってもコピーや印刷を許す設定にすれば手元へ持ち出せるため、設定次第で前提が崩れる。シンクライアントは手元機器の形態、こちらは実行環境の置き場所の話。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問8(IPA)
A社では現在、インターネット上のWebサイトを内部ネットワークのPC上のWebブラウザから参照している。新たなシステムを導入し、DMZ上に用意したVDI(Vir…
正解:インターネット上のWebサイトから、内部ネットワークのPCへのマルウェアのダウンロードを防ぐ。
要点:VDIによるインターネット分離は内部PCへのマルウェア到達を防ぐ
VDIによるインターネット分離では、Webの閲覧処理とコンテンツのダウンロードがDMZ上の仮想デスクトップ内で完結し、内部ネットワークのPCへは画面情報だけが転送される。したがって、Webサイト経由でマルウェアが内部PCに直接ダウンロードされることを防げる。仮想デスクトップ自体が感染する可能性は残るため、感染そのものをなくす効果はない。
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問9(IPA)
A社では現在、インターネット上のWebサイトを内部ネットワークのPC上のWebブラウザから参照している。新たなシステムを導入し、DMZ上に用意したVDI(Vir…
正解:インターネット上のWebサイトから、内部ネットワークのPCへのマルウェアのダウンロードを防ぐ。
要点:VDIは閲覧処理を隔離しPCへの直接ダウンロードを防ぐ
VDIではWebブラウザの実行環境がDMZ上の仮想デスクトップに置かれ、PCには画面の転送データだけが届く。したがってWebサイトから受け取ったファイルやスクリプトはVDIサーバ側で処理され、内部ネットワークのPCに直接ダウンロードされることを防げる。いわゆるインターネット分離の効果であり、VDIサーバ自体が感染しうる点は変わらない。
出典・参考
公式シラバスの3 コンピュータシステム > 1 システムの構成 > システム構成に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。