パスワード管理とは?パスワードかんり
パスワード管理とは、パスワードの強度、変更の要否、保管の方法、失効の手続きを規程として定め、部門で守らせる運用のこと。部門のリーダーは、規程どおりに設定されているかを見るだけでなく、異動や退職に合わせてアカウントを止め、割り当てられたアクセス権が現在の職務に合っているかを定期的に確認する側に立つ。
最終更新:2026-10-06
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かつては「複雑にして90日ごとに変える」が定石だったが、覚えきれない利用者が末尾の数字だけを増やす、机に貼る、といった逃げ道を作り、かえって弱くなった。制約を強めるほど現場は抜け道を探す、という構図がここにある。そのため現在は、規程を守れる水準に置いたうえで、漏えいの兆候をつかむ側へ重心を移す考え方に変わっている。この試験では、規程と現場のずれを扱う題材として出る。
具体例
総務省の国民のための情報セキュリティサイトは、一律の定期変更を求めず、長い文字列を使い回さないことを勧める記述に改められている。部門ではこの考え方に合わせて規程を見直し、退職者と異動者のアカウント停止を人事の発令と同じ日に行う手順を、人事部門と取り決めておく。
試験での引っ掛け
パスワードリスト攻撃は総当たり(ブルートフォース)攻撃とは別物で、他所から漏れた実在の組み合わせを試す。だから桁数を増やしても防げず、効くのは使い回しをやめることである。また一律の定期変更を求めない方向は、変更を禁じる意味ではない。漏えいの兆候があれば直ちに変える判断は部門側に残る。
関連用語
出た過去問
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問15(IPA)
A社では,インターネットを介して提供される複数のクラウドサービスを,共用PCから利用している。共用PCの利用者IDは従業員の間で共用しているが,クラウドサービス…
正解:各従業員が指紋認証で保護されたスマートフォンをもち,スマートフォン上の信頼できるパスワード管理アプリケーションに各自のパスワードを記録する。
要点:共用PCでは認証情報を本人の管理下から離さない
共用PCでは、PCに保存したパスワードを誰でも使えてしまうため、認証情報をPCから切り離して各自が管理することが重要になる。指紋認証で保護した個人のスマートフォン上の管理アプリに記録すれば、本人以外は取り出せない。使い回しは一つの漏えいが全サービスに波及し、平文保存やブラウザ記憶は共用者に使われてしまう。
出典・参考
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。