SMTP-AUTHとは?えすえむてぃーぴーおーす
SMTP-AUTHとは、メールを送信する際に利用者IDとパスワードなどでメールサーバへの認証を行い、認証を通った利用者にだけ送信を許す仕組み。認証なしで誰でも中継できるサーバが迷惑メールの踏み台にされる問題への対策として導入され、現在は送信時の標準的な設定になっている。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
初期の電子メールは、確実に届けることを最優先に設計されており、送信を頼む側を確かめる仕組みが無かった。結果として、外部の第三者が他組織のサーバを勝手に経由させ、大量の広告メールを送る踏み台化が広がった。預かる前に頼んだ相手を確かめるという当たり前の手当てを、後から足したのがこの仕組みである。
具体例
メールソフトの設定画面にある「送信サーバ(SMTP)は認証が必要」の項目がこれにあたる。在宅勤務で自宅から社内メールを使えるようにする際は、この認証を有効にし、認証していない中継は拒否する設定を併せて入れる。プロバイダ側では、OP25Bのように25番ポートの外向き通信を制限する対策も取られている。
試験での引っ掛け
確かめているのは「送信を頼んだ人が正規の利用者か」であって、差出人欄の表示が本物かではない。なりすましメールを見破るのはSPF・DKIM・DMARCという送信ドメイン認証の役割で、目的が異なる。本文を暗号化する働きも無いため、S/MIMEやTLSとも役割が分かれる。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問28(IPA)
電子メールをドメインAの送信者がドメインBの宛先に送信するとき、送信者をドメインAのメールサーバで認証するためのものはどれか。
正解:SMTP-AUTH
要点:SMTP-AUTHは送信時にSMTPサーバが送信者を認証する
SMTP-AUTHは、メール送信時にSMTPサーバが利用者IDとパスワードなどで送信者を認証する拡張仕様である。認証を通らない者にメール送信をさせないため、迷惑メールの踏み台化や送信者のなりすましを防ぐ効果がある。認証は送信側サーバで行われる点が本問の要件と一致する。
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問28(IPA)
電子メールをドメインAの送信者がドメインBの宛先に送信するとき、送信者をドメインAのメールサーバで認証するためのものはどれか。
正解:SMTP-AUTH
要点:送信時の利用者認証はSMTP-AUTH
SMTP-AUTHは、メール送信時にSMTPサーバが送信者に利用者IDとパスワードによる認証を求める拡張である。認証を通った利用者だけに送信を許すことで、第三者による不正中継や迷惑メールの送信を防げる。POP関連の方式は受信時の認証であり、送信の認証には使えない点で区別される。
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 5 セキュリティ実装技術 > 認証技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。