SPFとは?エスピーエフ
SPFとは、送信元ドメインのなりすましを検知する送信ドメイン認証技術の一つ(Sender Policy Framework)。ドメインの管理者がDNSに「このドメインのメールを送ってよいサーバのIPアドレス」を公開しておき、受信側がそれと実際の送信元IPアドレスを照合する。
最終更新:2026-10-06
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電子メールは送信元を自由に名乗れる作りになっており、その前提のままでは取引先を装った請求書メールを技術的に見分けられない。そこで「名乗ったドメインの持ち主が、送信を許可したサーバをあらかじめ公開しておく」という形で、送り手の側から裏付けを与える仕組みが作られた。自社ドメインを他人に騙られないために設定する側にも回るため、受信対策と送信対策の両面で問われる。
具体例
Google WorkspaceやMicrosoft 365を使う会社は、自社ドメインのDNSにSPFレコードを登録し、そのサービスの送信サーバを許可対象として並べる。受信側のメールサーバはDNSに問い合わせて照合し、一致しなければ迷惑メールとして扱う。
試験での引っ掛け
SPFが照合するのは送信元のIPアドレスであって、本文の改ざん検知ではない(それは電子署名を使うDKIMの役目)。また検証対象は配送に使うエンベロープの送信元で、受信者が画面で見るFrom欄とは別のため、SPF単独ではFrom欄の詐称を防ぎきれずDMARCと組み合わせる。
関連用語
出た過去問
出典:平成28年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問16(IPA)
SPF(Sender Policy Framework)を利用する目的はどれか。
正解:メール送信元のなりすましを検知する。
要点:SPFはDNSで送信サーバを公開し送信元詐称を検知
SPFは、あるドメインからのメールを送信してよいメールサーバのIPアドレスをDNSのTXTレコードに公開しておき、受信側が実際の送信元IPアドレスと照合する仕組みである。これにより、正規ドメインを詐称した送信者アドレスのなりすましメールを受信側で判別できる。メール本文の改ざん検知ではなく、送信元の正当性検証が目的である点を押さえたい。
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問10(IPA)
SPF(Sender Policy Framework)の仕組みはどれか。
正解:電子メールを受信するサーバが,電子メールの送信元のドメイン情報と,電子メールを送信したサーバのIPアドレスから,ドメインの詐称がないことを確認する。
要点:SPFはDNS公開のIPと実送信元を照合し詐称を見抜く
SPFは、ドメイン所有者が自ドメインのメールを送信してよいサーバのIPアドレスをDNSにSPFレコードとして公開しておく仕組みである。受信側は、送信元として名乗られたドメインのSPFレコードと、実際に接続してきたサーバのIPアドレスを照合し、送信元ドメインの詐称を検出する。ディジタル署名で検証する方式はDKIMであり、混同しやすい。
出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問7(IPA)
SPF(Sender Policy Framework)の仕組みはどれか。
正解:電子メールを受信するサーバが、電子メールの送信元のドメイン情報と、電子メールを送信したサーバのIPアドレスから、送信元ドメインの詐称がないことを確認する。
要点:SPFはDNS公開のIPアドレスで送信元ドメインの詐称を検出する
SPFは、ドメイン所有者がそのドメインの正当な送信元メールサーバのIPアドレスをDNSのTXTレコードで公開し、受信側が実際の接続元IPアドレスと照合して送信元ドメインの詐称を検出する仕組みである。ディジタル署名で検証するDKIMとは方式が異なり、SPFはIPアドレスベースの認証である点が区別のポイントになる。
出典:平成31年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問11(IPA)
SPF(Sender Policy Framework)を利用する目的はどれか。
正解:メール送信者のドメインのなりすましを検知する。
要点:SPFはDNSの情報で送信元ドメインのなりすましを検知する
SPFは、あるドメインからのメール送信に使ってよいメールサーバのIPアドレスをDNSに公開しておき、受信側がその情報と実際の送信元を突き合わせる仕組みである。これにより、差出人ドメインを詐称したメールを見破ることができる。あくまで送信元ドメインの正当性を確認する技術で、経路の暗号化や侵入検知とは無関係である。
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問27(IPA)
SPF(Sender Policy Framework)を利用する目的はどれか。
正解:メール送信者のドメインのなりすましを検知する。
要点:SPFは送信元IPをDNSで照合しドメイン詐称を検知
SPFは、あるドメインからメールを送信してよいメールサーバのIPアドレスをDNSに公開しておく仕組みである。受信側は送信元のIPアドレスがその一覧に含まれるかを照合し、含まれなければ送信ドメインを詐称した可能性があると判断できる。これにより差出人のドメインになりすましたメールを検知する。
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 5 セキュリティ実装技術 > 認証技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。