メッセージ認証符号(MAC)とは?
メッセージ認証符号(MAC)とは、送信者と受信者が共有する共通鍵を使って作る短い検証用の値。受信側が同じ鍵で計算し直して一致を確かめることで、改ざんされていないことと、鍵を知る相手が作ったことの両方を確認できる。署名との違いが頻出。
情報セキュリティマネジメント試験の過去問では6回出題されています(2018年度〜2026年度)。
めっせーじにんしょうふごう
メッセージ認証符号(MAC)の意味
送信者と受信者が共有する共通鍵を使って作る短い検証用の値。受信側が同じ鍵で計算し直して一致を確かめることで、改ざんされていないことと、鍵を知る相手が作ったことの両方を確認できる。署名との違いが頻出。
メッセージ認証符号(MAC)の具体例
基幹システムと外部サービスをつなぐ連携で、送信するデータに共通鍵から計算した検証値を添える。受信側が同じ鍵で計算し値が合わなければ、通信途中で書き換えられたか鍵が違うと判断し、その要求を受け付けずログに記録する。
メッセージ認証符号(MAC)は試験でどう引っ掛けられる?
MACでは否認防止ができない。鍵を送信側と受信側の双方が持つため、「受信側が偽造した」可能性を排除できないからである。否認防止まで必要なら、署名者しか持たない秘密鍵を使うディジタル署名を用いる。
メッセージ認証符号(MAC)と関連する用語
メッセージ認証符号(MAC)が出た過去問
公衆無線LANのアクセスポイントを設置するときのセキュリティ対策と効果の組みのうち,適切なものはどれか。
正解:同一のアクセスポイントに無線で接続している端末同士の通信を,アクセスポイントで遮断する。(同一のアクセスポイントに無線で接続している他の端末に,公衆無線LANの利用者がアクセスポイントを経由して無断でアクセスすることを防止する。)
要点:公衆無線LANでは端末間通信の遮断が有効な対策
公衆無線LANでは不特定多数が同じアクセスポイントに接続するため、利用者どうしが相互に通信できると、他人の端末への侵入や盗聴の危険が生じる。端末間通信をアクセスポイントで遮断する機能(プライバシセパレータ等)を有効にすれば、この経路を断てる。MACアドレスは偽装可能、SSIDは仕様上平文で流れる、SSIDの命名では偽アクセスポイントの設置自体は防げない、という点も押さえておきたい。
出典:平成30年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問20(IPA)メッセージが改ざんされていないかどうかを確認するために,そのメッセージから,ブロック暗号を用いて生成することができるものはどれか。
正解:メッセージ認証符号
要点:MACは共有鍵で作る改ざん検知用の認証符号
メッセージ認証符号(MAC)は、メッセージと共有鍵から生成する固定長の値で、受信側が同じ鍵で計算し直して比較することで改ざんの有無と送信者の正当性を確認できる。ブロック暗号を用いたCMACや、ハッシュ関数を用いたHMACなどの生成方式がある。
出典:平成30年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問24(IPA)メッセージが改ざんされていないかどうかを確認するために、そのメッセージから、ブロック暗号を用いて生成することができるものはどれか。
正解:メッセージ認証符号
要点:MACはブロック暗号でも生成でき改ざんを検知する
メッセージ認証符号(MAC)は、メッセージと秘密鍵から生成する固定長の値で、受信側が同じ鍵で計算し直して一致を確かめることで改ざんの有無を検証できる。生成にはハッシュ関数を使うHMACのほか、ブロック暗号を使うCMACやCBC-MACがあり、本問はブロック暗号から生成できるものを問うている。
出典:令和1年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問23(IPA)メッセージ認証符号の利用目的に該当するものはどれか。
正解:メッセージが改ざんされていないことを確認する。
要点:メッセージ認証符号は共有鍵で改ざんの有無を検証する
メッセージ認証符号(MAC)は、送信者と受信者が共有する鍵を使ってメッセージから固定長の値を計算し、それを一緒に送る仕組みである。受信側で同じ計算をして値が一致すれば、途中で改ざんされておらず、鍵を知る相手が作ったものだと分かる。メッセージ自体は秘匿されないため、内容を隠したいなら暗号化を別途行う必要がある。
出典:令和1年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問26(IPA)メッセージが改ざんされていないかどうかを確認するために、そのメッセージから、ブロック暗号を用いて生成することができるものはどれか。
正解:メッセージ認証符号
要点:MACは共有鍵で作る改ざん検知用の検証値
メッセージ認証符号(MAC)は、送受信者が共有する鍵とメッセージから生成する短い検証値で、改ざんの有無と送信者の正当性を確認できる。生成方式にはハッシュ関数を使うHMACのほか、ブロック暗号を用いるCMACなどがあり、本問はこの後者を指している。鍵を知らない第三者は正しい値を作れないため、単なる誤り検出符号より強い保証が得られる。
出典:令和4年度 s 情報セキュリティマネジメント試験 kamokuAB 問23(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。