ワンタイムパスワードとは?ワンタイムパスワード
ワンタイムパスワードとは、一度使うと無効になる、その場限りのパスワード。一定時間ごとに値が変わる時間同期方式などがあり、盗み見られても次の認証には使えないため、固定パスワードの漏えいや使い回しによる被害を抑えられる。認証の3要素では「所持」にあたる。
最終更新:2026-10-06
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固定パスワードは一度盗まれれば、本人が気づいて変えるまで何度でも使われ続ける。使い捨てにすれば、盗んだ値の価値が数十秒で消える。ただし本人が持つ機器やカードが前提になるため、紛失・故障・機種変更のときの再発行手順まで規程に決めておかないと、現場の業務が止まる。
具体例
三菱UFJ銀行などのネットバンキングで、スマートフォンのアプリに30秒ごとに変わる6桁の数字を表示させ、振込時に入力させる方式が広く使われている。社内システムでもMicrosoft AuthenticatorやGoogle Authenticatorを併用する形が定着している。
試験での引っ掛け
これだけでは多要素認証にならない。所持の1要素にすぎず、記憶(パスワード)や生体と組み合わせて初めて多要素になる。フィッシングにも万能ではなく、偽サイトへ入力させた値を攻撃者がその場で本物へ中継すれば、有効な時間内に悪用される。
関連用語
出た過去問
出典:令和元年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問13(IPA)解説で登場
インターネットバンキングでのMITB攻撃による不正送金について、対策として用いられるトランザクション署名の説明はどれか。
正解:利用者が送金取引時に、送金処理を行うPCとは別のデバイスに振込先口座番号などの取引情報を入力して表示された値をインターネットバンキングに送信する。
要点:トランザクション署名は取引内容を別デバイスで確認しMITBを防ぐ
トランザクション署名は、送金先口座番号や金額といった取引情報そのものを、PCとは別の専用デバイスに入力して認証値を生成し、それをサーバへ送って検証する方式である。PC上のマルウェアが取引内容を書き換えるMITB攻撃を受けても、利用者が意図した取引情報に基づく値と一致しなくなるため改ざんを検出できる。単なるログイン用ワンタイムパスワードでは取引内容の改ざんは防げない。
出典:令和6年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問13(IPA)解説で登場
A社は,従業員100名の食品製造・販売会社である。A社では,営業部が取り扱う顧客情報をX社のSaaSであるX顧客管理サービス(以下,Xサービスという)を利用して…
正解:有効から無効に変更する機能:機能1/無効から有効に変更する機能:機能4
要点:社外利用にはIP制限の解除と多要素認証の追加をセットで行う
社外からXサービスを使えるようにするには、社内のグローバルIPアドレスからのアクセスだけを許す機能1を無効にする必要があります。ただしそれだけでは利用者IDとパスワードだけが頼りになるため、所持要素であるワンタイムパスワードの機能4を有効にして認証を強化します。この二つの組合せが、利用範囲の拡大とリスク低減を両立させる変更です。
出典・参考
公式シラバスの1 技術要素 > 1 情報セキュリティ > 情報セキュリティ技術(利用者認証)に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。