グローバルIPアドレス・プライベートIPアドレスとは?グローバルアイピーアドレス・プライベートアイピーアドレス
グローバルIPアドレスはインターネット上で世界に一つだけになるよう割当てが管理されたアドレス、プライベートIPアドレスは社内LANや家庭内など閉じた範囲でだけ通用するアドレス。別々の組織で同じプライベートアドレスを使っても支障はなく、外へ出る通信はNAT/NAPTでグローバル側へ変換される。
最終更新:2026-10-06
この語が出る過去問を解く →背景
IPv4のアドレスは約43億個しかなく、つながる機器の数がそれをはるかに超えることは早い段階で見えていた。すべての端末へ世界で一意のアドレスを配る方式は成り立たない。そこで内側は使い回してよいアドレスにし、外に出る通信だけを共有のグローバルアドレスへ変換する構成が標準になった。副次的な効果として、内側の端末はインターネットから直接名指しできなくなり、境界での制御が効きやすくなる。
具体例
オフィスや家庭のルータは、内側の端末へ192.168.x.xのようなプライベートIPアドレスを配り、回線契約で与えられた1つのグローバルIPアドレスを共有して外部と通信する。社内端末を外部の相手が直接指定できないのはこのためで、外部へ公開するサーバだけは別途グローバル側から届く位置に置く。
試験での引っ掛け
重複してよいのはプライベート側だけで、世界で一意でなければならないのはグローバル側、という向きが問われる。プライベートIPの範囲(10.0.0.0/8、172.16〜172.31、192.168.0.0/16)はインターネット上で経路が広告されないため、そのままでは外部と通信できない。また「プライベートIPだから安全」ではなく、内部から出ていく通信や、侵入された後の横移動には効かない。
関連用語
出た過去問
問題文で直接問われたものと、解説の中で触れられたものが含まれます。
出典:平成29年度 秋期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問47(IPA)
IPv4において,インターネット接続用ルータのNAT機能の説明として,適切なものはどれか。
正解:プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスを相互に変換する機能である。
要点:NATはプライベートIPとグローバルIPを相互変換する
NAT(Network Address Translation)は、社内で使うプライベートIPアドレスと、インターネットで使うグローバルIPアドレスを相互に変換する機能である。これによりグローバルアドレスの節約と、内部構成の隠蔽が図れる。
出典:平成31年度 春期 情報セキュリティマネジメント試験 午前 問17(IPA)解説で登場
出典:令和4年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問44(IPA)
出典:令和6年度 公開問題 情報セキュリティマネジメント試験 科目A・B 問13(IPA)解説で登場
A社は,従業員100名の食品製造・販売会社である。A社では,営業部が取り扱う顧客情報をX社のSaaSであるX顧客管理サービス(以下,Xサービスという)を利用して…
正解:有効から無効に変更する機能:機能1/無効から有効に変更する機能:機能4
要点:社外利用にはIP制限の解除と多要素認証の追加をセットで行う
社外からXサービスを使えるようにするには、社内のグローバルIPアドレスからのアクセスだけを許す機能1を無効にする必要があります。ただしそれだけでは利用者IDとパスワードだけが頼りになるため、所持要素であるワンタイムパスワードの機能4を有効にして認証を強化します。この二つの組合せが、利用範囲の拡大とリスク低減を両立させる変更です。
出典・参考
公式シラバスの4 技術要素 > 1 ネットワーク方式 > インターネット技術に掲載されている用語です。
解説は資格暗記が独自に作成しています。過去問の出典は各問題に記載のとおりです。